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王国の姫の花梨

やっほーみんなこんばんは〜花梨だよ〜。


今回は私の不思議だ体験をした話だよ〜。


結構不思議だから話にちゃんとついてきてね。


じゃあ始めるね〜。



目を覚ましたらそこは私の部屋のベッドでは無くて、大きくて上には白いベールのような物に包まれている。まるで昔のお姫様が寝ていたようなベッドに私は寝ていたの。


何これ?って思いつつ身体を起こしたら服装も軽いけど白いドレスみたいな感じの高級感溢れる服になっていた。


どこなんだろ。この部屋も私が一人おやすみするだけの場所っぽいし。


ますます状況がわからなくなるよ〜。


するとドアをノックする音がして


「姫、失礼します」


そう言ってベッドの向かいの扉が開いた。お辞儀をして部屋の中に入ってきた。


「今日もいいお天気ですよ」


私が起きているのに気づいてないのか窓のカーテンを開けて日差しを刺した。


でもこの人の顔よく見たら・・・あっ!


「佐奈、ちゃん?」


口調で気づかなかったけどこの人佐奈ちゃんだ!こんなに似てる人見たことないし、絶対に佐奈ちゃんだよ。


私が名前を呼ぶと佐奈ちゃんらしき人は私を見て少し固まってしまったが、いきなり私の手を掴み私の目線までしゃがみ


「姫!起きられたのですね、良かった・・・」


涙をこらえているのか少し鼻声でうつむいていた。


私ってどういう人なの?だって佐奈ちゃんだよね?


「佐奈ちゃん?これって」


ようやく落ち着いたのか顔を上げて


「私は佐奈と言う名前ではございません。私の名はナナ、あたなに仕えるメイドでございます」


な、ナナ?私はそんな人知らないけど、それに私に仕えるメイドさん?確かにメイドっぽい服は来ているけど・・・頭が混乱してるよ〜。


「もしかして永き眠りに記憶が、お待ちください。今あなたの王をお連れいたします」


ナナちゃん?は急いだ感じで部屋から出ていった。どういう事なの、それにさっきから姫って。そんな身分の高い人じゃ私は無いんだけど〜。


するとまたノックの音がして


「姫、お連れしました」


ナナちゃんの声がして続くように


「麗しき姫・・・ようやくその瞼をお開けになられたのですね」


王様ってあの人が?え、でも私の目からしたらこの人は


「冬君?」


服装は童話の絵本とかで見たことある王様の格好だけど顔立ちとかは私が見た事ある冬君だけど。


「・・・なるほど。ナナの言う通り確かに記憶が混乱しているのだな。私の名も間違える程とは」


佐奈ちゃんと一緒でこの人も冬君じゃないんだ。そもそも冬君こんな話し方絶対しないし。


「姫、私の名はフユキ。この身をあなたに一生お仕えすると誓ったこの国、カオルトファの王です」


・・・私に一生仕える?これつまり中身は違うけど冬君が私に言ってるってことだよね。

なんだかそう考えるとドキドキしてきたかも〜。


「顔が赤いです。どうかなされましたか?私にその綺麗なお顔を近づけてはくれませんか?」


待って待って待って!!フユキさん、顔近すぎって!近づけるどころか近づいてきてるって!!!


「ふ、フユキさん、その、顔が近すぎる気がするんですけど・・・」


たまらず私は言ったら


「普段ならこの距離でも平気なのですが。やはり記憶の損失が思ったよりも酷いらしい」


記憶があった頃の私ってどんな人だったのよ〜。


「ナナ、食事の用意を。何はともあれ姫が目覚めたことには変わりは無い。城の皆を集めパーティーでも開こうじゃないか」


「りょーかいしました」


ナナちゃんは一礼して部屋を出てって


「さぁ姫、私の手にそのお綺麗なお手を乗せていただけないでしょうか?城の皆、国の皆が姫の目覚めをお待ちしておりました。記憶が無くてもあなたはあなたです。歓喜の瞬間をあなたに」


すごい・・・本当に王子様みたい。冬君いやフユキさんは女性の理想の人みたい。運命の人?


私はフユキさんの差し出している手にゆっくりと手を添えると優しく引っ張ってくれてエスコートするように私を部屋の外に連れて行ってくれた。


部屋の外は恐らくお城の屋上のような場所、私の目に映ったのはこの国の景色。活気づいていて皆笑顔でとっても幸せそう〜。


「なんでこんな場所で部屋みたいな小屋が?」


お城の中の方がいいと思ったんだけど。


「確かに姫の安全を絶対確保する事は出来ます。しかし城が攻められ姫が眠る部屋に侵入されたりしたら私はどうすることも出来ません。崩壊しても屋上のこの小屋は鉱石で作られとても頑丈です。姫だけでも無事であれば私達それで良いのです」


私に仕えてるって言ってるけどそんなことまで私を守らなくても・・・


「そんなのダメだよ。自分の命をもっと大切にしないと〜」


無意識に言ってしまっていた。


「お優しき言葉はこの身に受け止めます。ですが私や城の皆は」


「私は一人で生き残っても嫌なの。誰かがいるから誰かと話して誰かと笑い合っているから幸せを感じられるの。フユキさんやナナちゃんの記憶は今は無いけどきっと思い出したら絶対に笑い合えると思うの〜」


あれ?知らない人なのにこんなに熱くなるのってどうして?確かに顔はそっくりそのままだけど、冬君じゃないのに。


私の言葉にフユキさんは少し驚いた表情を見せた後少し微笑みを見せて


「記憶が無い姫でも記憶がある姫でもどちらも私に命を粗末にするなと、そんなあなたに私は心を奪われたのです。あなたがある限りこの命はあります。ご心配なさらず、私や皆はここにおりますから」


性格とかは冬君とは全然違う。けれど・・・優しい所は一緒だな〜。


「さぁ姫、城を案内致します、記憶が少しでも戻るかもしれません。それと着替えも用意してあります、着衣室まで私についてきてください」


私とフユキさんは城の中に入っていった。



「お姫様!すごくお綺麗です!!」


綺麗なドレスに身を包まれて本当にお姫様みたいになっちゃたよ〜。それに着替えさせてくれた女の人の顔が完全に


「あなたの名前って鈴音ちゃん?」


「やだ〜違いますよ。私はリンですよ!」


あ〜やっぱり名前全然違うよ〜。性格も鈴音ちゃんはクールで大人っぽいのに大胆そうで子供っぽい人だよ。


「でも良かったですよお目目を開けてくれて!またこうやって話とか色々出来るんだから」


どうやら記憶があった時はリンちゃんは良き相談相手だった、もちろんリンちゃんもナナちゃんと一緒のメイドさんみたいだけど友達みたいな感じだったらしいの〜。


でもとっても話しやすいしこっちの話も合わせてくれたりとかすぐに今の私と友達になれた。こういう鈴音ちゃんも悪くないかも〜。


こんなに話しやすいならちょっと聞いてみよっかな。


「私ってなんで眠ってたの〜?」


長い間ずっと寝てたようだったけどなんでそんなに?


「姫が歩いてる時に足を滑らせてそのまま頭をガーンってぶつけて今に至るって感じですよ」


えっ・・・そんな恥ずかしい記憶喪失ってあるの?


「もっとこう敵に襲われてそのショックで記憶が失ったとかじゃないの?」


再度聞いてみると


「違う違う。何も無い普通の平地で見事に滑ったんですよ。あれは忘れたくても忘れられないですね」


もっと恥ずかしいんだけど。何も無い平地で・・・


「さぁさぁ話は終わりで、フユキ王が待ってますよ」


背中を押されて着衣室を強制的に出てかされて待ってくれていたフユキさんの前に


「姫・・・とてもお美しいでございます」


ストレートに褒められたら熱くなっちゃうよ〜。


「あ、ありがとうございます・・・」


「丁寧な口調で、私にはもったいないです。もっと気軽に命令するような言葉でも良いのですよ」


「それは、タメ口とかでもいいってこと?」


「タメ口?私に大しては友人のような感覚で大丈夫です」


タメ口がわからないの?これ、時代っていつ?でもそれよりも私が友達感覚だったら・・・


「フユキでいいのかな?だったらフユキも一緒でいいよ〜。そっちの方が気を遣わなくて済むし」


「し、しかしそれでは姫の威厳が無くなってしまいます。この国ではあなたは絶対、私が友人のような話し方など無礼そのものです」


「でもフユキも王様なんでしょ?だったら私と一緒だよ。私を守ってくれる王子様は堅いだけじゃダメだよ〜」


それに違うけど冬君だからいつもと一緒じゃないと調子が狂っちゃう。


でもフユキは


「お気持ちは嬉しいです。ですがこの言葉では無いと私ごとですが本領が発揮出来ないと言うか姫に対してはこの口調でしか話せないので」


結局断られちゃった。あの言葉遣いしか出来ないってそうとう育ちがいいってことかな。


「さて、そろそろパーティーの準備も出来てる頃かと思います会場にご案内するので・・・」


「王!」


フユキの家来みたいな人が膝をついて頭を下げた。この人も見たことあるような。


「何事だ」


「あの男が我が国に侵入したとのことです」


言ってから顔を上げて見ると


「ミカエルちゃん?」


っぽいけど多分は違う。


「我が名はミカイル。あなた方にお仕えする者です」


今までの人達中では一番似ているけどこんな丁寧な言葉では無いけどな〜。


「この重大なときに」


なんかただならぬ雰囲気になってきたけどどうしたんだろ?私がそう思っていると


「フユキ!今日こそ終わらせようぜ!!」


城の外から大きな声が聞こえてきた。


「・・・姫はここでお待ちください。野蛮な相手は私だけで充分です」


そう言ってフユキは私に背を向けて走っていった。


一体何なの?


「わからないお顔をされてますね」


ミカイルちゃんが察したようだった。


「うん。誰が言ってきたの?」


「恐らくは我が城の前に立っているはずです。この場所は城の二階の中心部に当たりますのでこの扉を開いたらバルコニーと言う小さな外を見られる空間があります。そこからフユキ様とそのお方をご覧になられます」


なんだろうこの感じ、ミカエルちゃんがこんなにハキハキと話しながら説明するなんて絶対ありえないから不思議な感じがするよ〜。


「姫、どうされますか?」


「もちろん見るよ」


「では」


ミカイルちゃんは扉を開けた。私は小さな場所に歩いていくと、フユキともう一人の男性が向き合って立っているの。


それにあの男の人って・・・


「蒼君?」


見た目は完全に蒼君。あんまり性格とかも変わってなさそうだけど。


「彼の名はソウバ。フユキ様の親友でもあり宿敵でもある。彼もフユキ様と同じく王、キスルガクの王でもあります。昔、二人はまだ身分もわかっていない時に知り合い意気投合。

しかしお互い敵対する国の次期王に気づいてしまった。そして、国同士が争う戦いは基本一体一。それがあの二人の掟なのです」


親友同士なのに戦うなんて・・・そんなのおかしい気がするよ。みんな仲良くすれば争いなんて起こらないのに。


するとあの二人が話し始めたの。


「これで何度か知らねぇけどよ。そろそろ決着つけようぜ」


「決着・・・私はそんな事に興味はない。ただ守るだけ、我が国、我が臣下そして、我が姫のためにこの剣を振るうだけだ」


「お前の姫さん、意識が無いんじゃ・・・なるほどな。守るものがより強くなったってことか。おもしれぇ、どれだけの覚悟があるかどうか。だがここでお前の全力は出せないだろ。国民の被害とか考えてな。

今日の夕方、アシタノヨアケで俺は待ってる。尻尾まいて逃げんなよ」


そう言い残してソウバさんは振り返って行ってしまった。


アシタノヨアケ・・・なんかあんまりこんな言い方したらダメな気がするけどすごくダサいような。場所だよね?



と言うわけでまさかの続編が次に出ます。


これはいったいなんの話なのでしょうか?皆さんも予想してみてください。


それじゃあまた次回ね〜。


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