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その空間の名前は

さて、前回の続きです。


前回の最後にも言わせてもらいましたが引き続き鈴音がやらさせていただきます。


シリーズ的になっていましたが、そのシリーズも今回で終わりです。


ハッピーエンドで終わればいいですが・・・


では、どうぞ。



渉君がお風呂に入って次は私が入っている。


渉君が入ったお風呂・・・いつも入っているのに全然別物に感じてしまう。


髪と身体を洗って湯船に浸かっている。私はかなり長くお風呂にいる。入浴してるとかなりリラックスできて、疲れとかストレスとかも自然に取れてゆく。


でも、今はちょっと特別かな。


お風呂は好きだけど今日は早々に出た。渉君を待たせちゃいけないし、これ以上身体が熱くなると耐え切れないから。


私はお風呂を出て体を拭いて、自分の部屋に向かった。


部屋に戻ると渉君は私の部屋をあさることもなく、ソワソワしているわけでもなく、普通に横になって寝ていた。


やっぱり渉君らしいなぁ。逆の立場だったら落ち着かないよ。


あ、そうだ。渉君お客さんなんだからもてなさないと、渉君が起きるまでに私の手料理を作ろう。


部屋から出てキッチンに来た。


・・・料理って何をどうすればいいんだろう?そういえば私、料理なんてほとんどやったことないんだった。


とりあえず何か材料を探さないと・・・にんじん、玉ねぎ、ジャガイモ、豚肉・・・カレーかな。


カレーは作ったこと無いけど多分簡単だし、料理下手な私でもできるはず。


さてまずはジャガイモの皮をこう。


確かピーラーって調理器具使うんだよね。ピーラーなんてあったっけ、これかな?


私はジャガイモの皮を剥き始めたけど、進まない。でこぼこしてるからやりづらいし種があるから取らないといけないし。


体感時間的に30分ぐらい経ってようやく皮を剥き終えた。料理ってこんなに大変なんだ。


気を取り直して次は玉ねぎね。玉ねぎの皮を剥いて縦に切った。


玉ねぎって線があるけどこの線通りに切ればいいのかな?でもそれだと太すぎるかな。だったらこの線から約2ミリから3ミリずらしたらちょうどいいかな。


玉ねぎを切り始めるとなんだか涙出てきた来た。玉ねぎって涙出るんだ、知らなかった。


涙のせいで前が見えない・・・


「痛っ!」


指を切った、血が出てる。慣れないことしたらこうなるんだ。


絆創膏ばんそうこうあるかな・・・


「大丈夫か?」


寝ていた渉君が絆創膏を持ってキッチンに来ていた。


「渉君、寝ていたんじゃ」


「起きて痛って聞こえたから指を切ったって思って絆創膏持ってきた」


全部当たってる、勘がするどすぎるよ。


「あ、ありがとう」


持ってきてくれた絆創膏を切れた指に貼って


「絆創膏持ってるんだ」


「何かあった時のためにな。必要最低限のものは大体カバンに入ってる」


女子力高過ぎる。私なんかよりも気を配れる人なんだ。


「カレー作ってたのか」


「なんでそんなことまで」


「材料見ればわかる」


そう言ったら切りかけている玉ねぎを慣れた手つきで切り始めた。


早いし丁寧。すごい、あっという間に切り終わったよ。


「料理できるの?」


「親が共働きだからある程度はできる。それに妹もいるからやらないとうるさいしな」


私の家も共働きなのに、私はお母さんが帰ってきてから料理をするからしないの。その間も勉強してるし。


渉君って全てにおいて完璧過ぎない?ここまで完成された人ってほとんどいないよね。


勉強では悔しいとか思うけど他は憧れるよ。


運動も出来て、料理も出来て、それでいて勉強もできる・・・それでいて顔もイケメン。


非の打ち所が無いって言うのはこのことね。


何度も告白されるのもわかる気がする。

・・・でも誰とも付き合わない、琴美ちゃんのことも実際は恋愛対象じゃ無かった。


渉君って恋をしないのかな?


「鈴音、もう終わるぞ」


私が考え事をしていたらいつの間にかカレーは完成に近づいていた。


「早いね、もう出来たんだ」


「何度も作ってるからな。後は少し煮込んで終了だ」


「ごめんね。お客さんなのに料理もやってもらって」


「気にするな。むしろ今日一日世話になるんだ、これくらいしないとな」


「・・・ありがとう」


「まだ時間もあるし勉強でわからないところとか無いか?俺が知ってる限りは教えるよ」


「じゃあ、教えてもらおうかな」


勉強でも渉君の方が賢いから、ここは教えてもらう。でもいつかは渉君を越えてみせるから。

必ず、ね。



その後は少し複雑な問題をまったく複雑じゃなくなるぐらいわかりやすく教えてもらって夕食のカレーも食べて、後は就寝だけになった。


部屋に布団を敷いて


「渉君はこっちで寝て。私のベッド一人用だから」


渉君はうなずいて、すぐに布団に潜り込んだ。


「もう寝るの?」


まだ11時過ぎなのに、眠るのが好きなのは分かるけどいくらなんでも早すぎないかな?

高校生なんだからもうちょっと


「布団に入るのが好きなだけで、それにさっき少し寝たから今は眠たくない」


「そうなんだ。渉君が眠たくないのって初めて見る気がするよ」


「四六時中眠いわけじゃ無いから。ただ人より寝る時間が多いだけだ」


渉君が布団に入ったから私だけ普通に座ってるのもちょっと気まづいから私もベッドに入った。


「・・・渉君って何か夢とか無いの?」


ふと疑問に思ったことを言った。完璧な人に夢なんてあるのかどうかを。


「・・・夢なんて叶うなんて馬鹿げてる」


やっぱり、渉君はそういうの嫌いなんだ。・・・そうなんだ。


「とか言ってるやつほどつまらない人間はいないな」


「どういうこと?」


「誰にもまだ言ってないけど一応俺にも夢はあるんだ」


誰にもってことは蒼君にも?


「俺は、声優になりたんだ」


声優!?まさかの答えに私は一瞬息が詰まった。


「子供の時に、キャラとかの声をやっている人に憧れていた。変幻自在に声を作って、そのキャラの声になる。まるで命を吹き込んでるみたいに。

一度機会があって声優の人にあったことがあって、その時に俺は質問をした。『この仕事をやってて良かったって思ったことは?』こう言ったら、言われたんだ。

『アニメとかゲームのキャラはもちろん姿、形があって、動くけど最後に声も入って初めてキャラクターになる。声によって印象も全て変わるから、一度も手を抜けないからやり甲斐があるんだ。だから、声優はその世界に入らないといけない。まるで自分が主人公になったみたいになる。自分が戦っているみたいになる。その瞬間が一番好きかな』

その世界に入るって言う言葉に惹かれた、違う世界に行ける楽しみがある。

俺は声優の道を行くって決めた。新しい世界に行きたいと思ってな」


・・・ちゃんと信念を持ってる。生半可な夢じゃなくて、本気で行くんだ。なんだか、かっこいいなぁ。


「頑張って、渉君ならなれるって思うよ」


確信なんてできないけど、応援するよ。信じるてるよ。いつかアニメの声が渉君になることを。


渉君は何も返さなかった。でも考えてることはわかるよ、夢って言うの恥ずかしいからね。


でもなんで私にだけなんだろう。蒼君にも言ったことないのに。


「なんで私にだけ言ったの?」


・・・何も返ってこない。聞いたのに怒ったのかな?


「渉君?」


渉君の顔を見ると眠っていた。


眠くないって言ってたのに。まぁいっか。また今度聞こ。


私も電気を消して眠りについた。流石に神経的に疲れた。



朝になったら雨が止んで晴天の日になった。


「悪かったな泊まらせてくれて。また学校でな」


朝早くに私の家を出ていった。渉君は普段通りだった。何も変わりなく私の家に泊まって帰っていく。なんだか嬉しいようなちょっと悲しいような、わからない感情に襲われてしまった。いつも通りの渉君の安心感もあったけど、ちょっと何か反応してくれても良かったのに・・・贅沢ね私。泊まってくれただけありがたいのに、欲深くなってはいけないわ。


気持ちを切り替えて渉君に教えてもらったことを復習しないと・・・まだ、ドキドキしてる。


そして、月曜日になった。



いつもの時間に起きて、いつも通りに支度して、何一つ変わらない月曜日・・・のはず。


なのに、なんでこんなに何か起こってほしいって思ってるんだろう。


学校に向かう時間がいつもより長く感じている。絶対にそんなこと無いのはわかるけど、どうしても、そうやって感じる。


「鈴音ちゃん!おはよ!」


佐奈が笑顔で後ろから来た。


「佐奈、おはよう」


「鈴音ちゃん?元気ないよどうしたの?」


私の変化に一瞬で気がついたようだ。流石私の親友って言ったところね。


別に佐奈になら言ってもいいかな。


「金曜日に雨が降ってたから渉君が送ってくれたの」


「渉君が?」


「まだまだ雨が止む気配が無かったから私の家に泊まったの」


「渉君が!?」


「料理も作ってくれて、勉強も教えてくれたの」


「渉君が?」


「金曜日は楽しかったわ」


一通り佐奈に説明すると


「すごいね!渉君との距離が一気に縮まったね!」


「どういうこと?」


「だって鈴音ちゃん、渉君のことを少し意識してるでしょ?」


佐奈!?突然何を言い出すのよ。


「馬鹿なこと言わないでよ」


「私はいつだって本気だよ!渉君の話をするときだけいつも口数多いもん」


口数が、私は意識してないのに。


「別にそれだけで意識してるなんて」


「それに渉君の話題になると鈴音ちゃん、なんだか嬉しそうな顔するから」


私が・・・?


「違ってたらごめん、けど、もしそうだったらちゃんと想いを伝えた方がいいと思うよ」


・・・佐奈からアドバイスされるなんてね。いつもは私が励ましたりアドバイスしてたのに


「・・・考えるよ、ありがと」


今はちょっと言葉が思い浮かばないけど、今日か明後日に私は・・・


私と佐奈との距離もさらに縮まった気がした。親友の先ってなんだろう?



今日の授業が終わって放課後になったけど、別に渉君は普段通りだった。


私は今日一日渉君とは話さなかった。


渉君も話しかけられなかったけど、ちょっとだけ今日は距離を置いた。話してしまうと、私はどこかもたないと思ったから。


でも、もう放課後、今日が終わってしまう。特別な日だと感じていたけど私だけだったのかな?・・・寂しいなぁ、そう思うと。


「ピンポンパンポン、山吹 鈴音さん、職員室の紅の所に来てください」


え?私が?別に何もやってないけど・・・


「鈴音ちゃんが呼ばれたのなんて初めてじゃない?」


佐奈も驚いてる。


「うん、とりあえず行ってくる」


私はカバンを置いて職員室に向かった。


何か怒られるようなことしたっけなぁ・・・別に何もやってないけど。


紅先生はちょっと忘れっぽいところがあるから、呼んでも忘れてるんじゃないかな?


今のは失礼ね。学校の先生だからそれは無いわね。


職員室に行き、コンコンとノックして「失礼します」と、言って


「紅先生は」


呼ぼうとすると


「おーい鈴音〜こっちこっち」


先生は私が呼ぶ前に呼んだ。


「先生、なんですか?」


「渡したい物があっただけ」


そう言ったら一枚のルーズリーフを渡された。


「ルーズリーフ?」


見ると、驚いた。金曜日に教えてくれた内容がすごくわかりやすく書かれてる。時間が無くて聞けなかったところもあったけどそれもはっきり書かれてる。人目見るだけで問題が全てわかるぐらい、丁寧に書いてる。


「先生、これは?」


「この前はごめんね、途中で帰らせて。そのお詫びとしてこれ渡すね」


「こんな、忙しいのに」


「いいっていいって。生徒のわからない問題をわからないままするなんて教師として失格だから」


紅先生・・・


「ありがとうございます!」


「じゃあ気をつけて帰りなさいよ〜」


私は職員室から出ていった。


先生が私にここまでするなんて思わなかった。こんなにいい先生がいるなんて知らなかった。良かった、聞いておいて。



鈴音に渡す予定のルーズリーフも渡したし、これで良かったのよね。


まぁ私から頼んだんだからお礼をするのも当たり前なんだけど。


じゃあ、後は頑張ってね。イケメン生徒のわ・た・る。



さて、早速帰ってこれを見ながら勉強しよう。


カバンは教室だから取りに行かないと。


内容を読みながら教室に向かっていて、教室に戻ると、そこにはある一人の生徒が自分の席に座って、座りながらポッケに手を入れて綺麗な夕日を見ていた。


私の、よく知る人が。


「渉、君?」


そこにいたのは、天才の渉君だった。


「偶然、にしては出来すぎだな」


渉君は立ち上がりこっちを向いた。


「どうしてここにいるの?蒼君と一緒じゃ」


「別に一緒じゃ無いときだってある。あいつが俺に寄ってくるだけだからな」


「じゃあ、今日は?」


渉君はこの質問になぜか黙って私から顔を逸らした。


沈黙の時間に私の胸はドキドキ鳴っていた。苦しくて、何かおこっている。でも、決して嫌な気持ちじゃない。むしろ、どんどん嬉しくなってくる。今、どんなことを言われても、言葉が詰まる気がする。この空間は私だけの空間。私だけの、幸せね。


「・・・思い出せない」


ついに渉君は口を開けた。言葉を発した瞬間顔を抑えて


「せっかく考えてきた言葉も、何も出てこない。忘れるなんて、初めてのことだ」


考えきた言葉?何を言ってるの?


「でも、逆にこっちの方がいいのかもしれないな。何も考えずに、自分に正直になるか」


顔から手を離して、再度こちらを向き、そして・・・


「鈴音、俺はお前が好きだ!だから、付き合ってくれ!!」


ーーーーー!!!え?渉君が?


「あ、・・え、それ、え・・・」


こうなるよ!普通に!!だって、あの渉君がだよ!学校内屈指のイケメンの!!


初めて告白されたのが、渉君・・・


「単純な言葉で悪いな。でも、好きって気持ちを伝えれたから良かった」


好き?好き、好き・・・恋、なの?


「本当は怖かった。泊まったときもずっと心のどこかで迷っていた、本当に今のままでいいのか。そして、これが俺の答えだ。最適の答えじゃないのはわかるけど、俺の精一杯の気持ちだ」


・・・誰かに好きなんて言われるのって、こんななの?不思議な感覚。こんなにも、言葉では言い表せない感情になるのね。


人間って不思議ね。苦しいのに、今が終わってほしくない。


「俺の気持ちを、受け取ってくれ」


・・・・・あぁそっか。私って


「・・・これから色んな困難とかあると思うけど、あなとなら、その困難も簡単になりそう。

私、渉君が好き」


私って、恋してたんだなぁ。臆病になっていただけで、知らない間に、こんなに人に対して想うようになるなんてね。佐奈の事言えないわね。


「私から言うのもおかしいけど、私と付き合ってくれないかな?」


「なんで逆になったかはわからないけど、もちろん喜んで」


渉君は私に近づいて私の首にあるネックレスを付けた。そのネックレスはすごく綺麗で、心が惹かれる感じがした。


「渉君、これは?」


「俺が昔に貰ったネックレスだ。大切な人から貰った。ずっと持ってた。でも俺は付けなかった、そんなに似合わないからな。だから決めたんだ、これを渡す人は俺が絶対に守ろうと決めた人に渡すって。

鈴音、似合ってるな」


渉君、私を守ってくれる。こんなに安心できるなんて。それに似合ってるなんて、照れるよ。


「もぅ」


自分から目を閉じた。こんなときはドキドキしたいわよ。


感じる。渉君が近づいてくるのが。渉君の息が、鼓動が、聞こえてくるよ。どんな顔してるんだろ?どんな気持ちなんだろ?見たい、聞きたいよ。


それも全部、お楽しみ・・・



「また、今度な」


驚いて目を開けた。目を開けたら渉君は離れていた。あんなに良い雰囲気だったのにどうして?


すると渉君は私の後ろを指を指した。


「あなた達・・・」


いつものメンバーの、蒼君、佐奈、ミカエルちゃん、冬君、花梨ちゃん、そしてなぜか紅先生もいる。


「あーもう少しだったのに!」


もうバレたから堂々と出てきて、ミカエルちゃんは残念がっていた。


「なんでお前らがいる?」


渉君も全然分かってないらしい。


「だってお前明らかに最近おかしかっただろ。

どうも落ち着きが無くて、目ばっか泳いでるし、何かあるなって思って。

しかも先に帰れとか怪しすぎるからな、コソッとな」


「お前覚えておけよ」


「それに最近お前が主体の話多いし・・・」


「なんの話してんだよ」


蒼君ってたまに変な事言うけど、なんの話してるのかしら?


「鈴音ちゃ〜んおめでとう〜」


花梨ちゃん。・・・素直に喜んでるの?


だって・・・私は花梨ちゃんの耳元で


「花梨ちゃん、私、あなたこと」


「そんなの気にしないって〜、それに私は今誰かのこと好きみたいだし〜」


「誰かって、わからないの?」


「渉君にそう言われたから多分ね〜」


相変わらずだけど、良かった。渉君以外に好きな人が出来てて。


「にしても渉が鈴音さんのことが好きだなんてね。驚いたよ」


「何か悪いか?」


「意外なだけだよ。渉が人を好きになる日があるなんて」


「俺も人だからな。そういう感情だってある」


渉君、やっぱり冬君には優しい。蒼君とは大違いね。


「鈴音ちゃん!おめでとう!!まさか渉君と一緒になるなんて・・・私、嬉しい!!」


佐奈は私に抱きついてすすり泣く声が聞こえた。


「佐奈、ありがと。でも流石に泣かれちゃったらちょっと反応しずらいよ」


「だって友達の幸せな時間に立ち会えたんだよ?それは嬉しいよ」


まったく、この子ったら。


「でも最後の大オチは見逃しちゃったけどね〜。一番気になるところが。

私はそれを見に来たのに」


「そんなこと言われても、それにミカエルちゃんが来てたから・・・」


私、顔赤くなってる。ドラマとかではいいけど実際になったらあんなに恥ずかしいのね。


「まぁ、おめでと。応援はするわよ」


最後は祝福に終わった。


そしてもう一人何故かいる人。


「なんで先生がいるんですか?」


紅先生、一番謎な人がなんで。


「それは見に来るでしょ。生徒の晴れ舞台を教師の私が見ないと」


「知ってたんですか?」


「知ってた」


「なんでですか!?」


「渉に頼まれちゃったから。少しでもいいから鈴音を呼んでくれって」


「渉君が?」


渉君を見るとうなずいていた。


「中々渉もロマンチックなことをするもんね。

自分から呼び出さずに偶然会った感を出すなんてね」


「苺先、言わないのが普通だろ」


先生に手伝ってもらうなんて、賢いから考えられることね。


でも皆が祝福してくれる。これに、応えなきゃいけないね。


最後のは、また今度のお楽しみ。


私が渉君の目の前に行き


「これからよろしくね、渉君!」


私の最大の笑顔を見せた。


渉君は私から顔を逸らしたけど、頬を真っ赤にして


「ああ、よろしく頼む」


恥ずかしそうな顔をしてる・・・可愛い。



これで終わりましたお疲れ様でした〜。


流石にここまでは疲れるわね。でも、結局幸せで終わるのはいいものですね。


さて、次からは全然違うゆる〜い感じで行きますよ。やっと普通の日常ってところですかね。


・・・まとまらない。


疲れたからって、長々話すのは良くないぞ。


渉君、来てくれたんだ。


一応な。俺からはまぁ、普通の目で見てくれたら幸いです。別に特別にしなくていいので。以上です。まとめるか?


うん、ありがと。


私からは一つだけ、これからも応援よろしくお願いします!


ではまた次回お会いしましょう。

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