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夏休み最終日

と、言うわけで・・・何も言ってないのにと、言うわけはおかしいな・・・


改めて、蒼です。


夏休みだけでかなり話が進みましたけど今回で最後です。


実際夏は楽しかったけどちょっと驚くことがいっぱいありました。特に・・・み、ミカエルとの、その・・・


違う違う!そう言う話じゃない今日は!


今回は買い物です。


俺の買い物じゃ無いんですけど・・・それじゃぁ本編行きます。



夏休み最終日、1ヶ月弱の休みが今日で終わる・・・寂しい。体が拒否ってる、学校行きたくないって、もっと休みたいって。

普通の学生ならこう思うのかな?俺だけじゃ無いよな?完全に体がニートになってるのって俺だけじゃ無いはず!・・・多分。


だから今日は思いっきり休むぞ〜。そう意気込んで30日は眠りについた。


俺はいつも学校の時以外はいつも目覚ましのアラームを8時30分にしている。そうしないと学校始まった時に体が追いつかないと思うから。もうちょっと早くに起きたいけど学校無い日に早く起きてもなんか損した気分になるから起きない。


いつもの通り8時30分に設定してあるアラームが鳴って起きる・・・と、言うのが日常だったが今日に限って何故か8時に目が覚めてしまった。


たまにありますよね?


体を起き上がらせて目をこすった。


俺は布団で寝ていて起きると目の前にベッドで寝ているミカエルの寝顔がだいたい見える。


その時のミカエルの顔は・・・なんというか・・・かわいいと言うか・・・小動物みたいな感じかな。かわいいはちょっと言い過ぎかもしれない、ミカエルにはもったいないな。言ったらぶっ殺される気がするけど。


だけど今日はミカエルがいなかった。

いつもなら起きるのは10時ぐらいに起きてくるはずなのに・・・え?いつも学校の時?その時は俺が早めに起きて起こしているけど。

俺と一緒にって俺以上に寝起き悪いから俺が起こさないと一生起きないから。ちなみにルシファーさんも起こさないと起きない。


ミカエルの寝顔・・・ま、まぁ期待してないけど。


それにしてもどこに?ルシファーさんは寝ている。俺は顔を正面に向けるとそこには


「えっ!」


思わず声を出してしまった。


いや、だってミカエルが服もズボンも履かずに下着姿でクローゼットの中で服を選んでいたから・・・俺だって、そんな姿されたら・・・恥ずかしいっつーか・・・


ミカエルは服選びで夢中で俺に気づいてないし・・・


目は一瞬で冴えたし。


体が熱くなってきて流石にこれ以上はと思い俺は


「み、ミカエル・・・」


いつもの声よりかは少し小さかったがミカエルには聞こえていて、振り返り


「え?」


と声を出してから


「お、俺が起きたの、わ、わからなかったか?」


俺も動揺が隠せずに布団で顔を隠した。


チラッとミカエルを見ると


「あ・・・あぁ・・・」


声を出し顔を真っ赤にしていた。


すると俺に後ろ回し蹴りを繰り出しながら


「キャーーーー!!!!」


と、部屋に鳴り響くぐらいの悲鳴を出した。


その蹴りを俺は顔にまともに食らってしまい


「ぐおっ!」


そのまま意識が遠のいていった。


かすかに聞こえた声はルシファーさんの


「何よ騒がしい・・・」


の、声だけでそのまま意識を無くした。



「・・・お・・・蒼!」


体を揺すりミカエルの声がした。


目を開け頭痛がする頭を抑え


「ミカエル・・・どうした?」


俺を起こす時は基本的に何かがあった時だけである。


「今から買い物行くよ、早く準備しなさい」


状況がいっさい飲み込めない。部屋にある時計を見るとあれからまだ10分ぐらいしか経っていない。横を見るとルシファーさんが寝ている。多分二度寝だと思うけど。


ミカエルは下着姿からオシャレ服になっていた。あれだけ集中していたからオシャレじゃないとおかしいよな。


「か、買い物?そんなの一人で行けよ」


わざわざ俺を巻き込むなよ、頭痛いしゆっくりしたいし。


「あなた忘れていないわよね?あなたは天星玉を割ったのよ。直るまで私の下僕なのよ。私はご主人様、主人に歯向かうなんてとんだ無礼者ね」


うぅ、そんなことすっかり忘れてた。にしてもむかつく言い方だな。


「た、確かに割ったのは俺だけどそんな言い方・・・」


俺が言い返そうとするとミカエルは天使の羽を広げ


「何か言った?」


満面の笑みで俺に言ってきた。その笑みは狂気に満ちているのが俺には分かった。

多分次歯向かったらとんでもない目にあいそうだな。


「い、いえ、何も」


「だったら早く準備してね」


そう言って部屋から出ていった。あの翼を出した時は正直怖いから・・・何されるのか・・・


俺は急いで準備に取り掛かった。



数分で俺は準備を済ましてリビングにいたミカエルに


「終わったぞ」


と、声をかけた。


すると何故か怒っていたようで


「遅い!もう少し早く出来なかったの!?」


「いやいや、これが限界だ。これ以上は無理だ」


無茶言い過ぎだろ、日本で見ても俺まだ早いほうだろ。


「まったく、それじゃあ行くわよ」


俺とミカエルは玄関に向かい靴を履いている途中で母さんが来て


「あらお出かけ?もしかしてデート?」


か、母さん・・・


「そんなわけないだろ!」


「そんなわけないですよ!」


ハモって言った。何故か恥ずかしくなったけど。


「うふふ、冗談よ。行ってらっしゃい。気をつけて行くのよ」


母さんは笑顔で手を振った。母さんの発言にはいちいち疲れる。


俺とミカエルは手を振り出ていった。



俺とミカエルは駅に向かっていた。


「買い物ってどこまで行くんだよ」


流石にどこまで行くかぐらいは聞いておかないと。目的地もわからないのに行くのもどうかと思うしな。


「隣町の大きいデパート」


隣町?


「最近出来たらしいんだけど服とかすっごいかわいくてオシャレで何より安いらしいからさ、だからちょっと買いに行こうと思って」


へ〜隣町にそんな所がでたんだ。


「ま、まぁあんたに服を選んであげてもいいけど・・・か、勘違いしないでね!女子目線だけじゃ無くて男性目線の意見も聞こうと思うだけだからね!」


それで俺を連れてきたわけか。それだけのために・・・


「まぁそれはついでで単なる荷物持ちをやって欲しいだけだけど」


に、荷物持ち?なんで俺がそんなこと・・・これ言ったら絶対に喧嘩になるからやめておこう。


ん?ちょっと待てよ


「俺が荷物持ちって、そんなに買うのかよ」


一人でそんなに買うのか?いくらなんでも買いすぎじゃ・・・


「私一人なわけないじゃん。もう一人いるのよ」


え、もう一人?


「駅で待ち合わせしてるのよ。もう着いてるかな?」


俺達は駅まで着いてミカエルの言う待ち合わせの場所に向かうとそこには


「お〜い佐奈ちゃ〜ん」


そこには佐奈さんが待っていた。


こっちに気づいた佐奈さんは


「あっ!天使ちゃん、蒼君!」


俺達の名前を呼びながらこっちに来た。


「ごめんちょっと待った?」


「私も今さっき来たところだから大丈夫だよ」


「そっか、いや蒼が準備が遅かったからさ」


いきなり俺に振るなよ。しかも俺のせいにするなよ。


「そうなんだ・・・でも蒼君急いでいたのかはわからないけど結構オシャレな服装だと思うけど」


さ、佐奈さんに褒められた・・・割かしパッと選んで着ただけだけど・・・俺にセンスありって事だよなこれって。


いや〜ミカエルに褒められるよりも佐奈さんの方が何倍もいいものだな〜


「それじゃあ行こっか」


佐奈さんが電車のホームに向かっていった。俺も佐奈さんの後について行こうとするとミカエルに袖を掴まれ、引っ張られて


「佐奈ちゃんに褒められたからって調子に乗らないでよね!」


いきなり怒られた。


「ど、どうした?単に褒められて何が悪いんだよ」


「どーせあんたのことだから、私より他の人に褒められて嬉しいなんて思ってんでしょ」


うっ!な、なんで分かるんだよ・・・


「そ、そりゃ褒められて嫌な気分になるやつなんていないだろ」


「じゃあ私だって褒めたわよ!なのにどーしてよ!」


「お前の言い方はいつもトゲがあるんだよ!素直に言うだけでいいのによ!」


「あんたに素直にオシャレなんて言わないわよ!ちょっとトゲがあるぐらいがちょうどいいのよ」


「何をー!」


俺は人目を気にせずにミカエルと口喧嘩をしてしまった。この時は周りをいっさい見てなくてただミカエルの顔しか見れなかった。興奮してたって言うのもあるけど。


俺とミカエルの口喧嘩はいつもどこかで何かがあったらだいたい始まる。でも今回はミカエルが悪いって俺は思うけど。


でもある言葉で喧嘩は一瞬で止まった。


それは先に行っていた佐奈さんが戻ってきて俺とミカエルの喧嘩を見て


「二人って仲いいね」


この言葉に俺とミカエルはシンクロして


「良くないよ!」


駅内に響き渡るような声で言ってしまってすごく恥ずかしい。ミカエルも同様に恥ずかしそうにしていた。


一応これで喧嘩も終わった。佐奈さんには感謝してるけど最後は恥ずかしかった。



俺とミカエルと佐奈さんは電車に乗り込み隣町まで約15分の電車に揺られ向かっていた。


隣町か、最近は行ってなかったけど昔はよく母さんに連れられて行っていたなぁ。なんか今は無くなったけどデパートがあってそこに置いてあったゲーム機、よく覚えてないけどそれがすごく楽しかった記憶があるだけだな。


にしても・・・


「天使ちゃんって最近ダイエットとかしてる?」


「えっ・・・い、いや別にしてはないけど」


「なんか雑誌に書いてあったけど急にダイエットをするとかえって逆効果なんだって」


「そ、そうなの?」


「効果はあってもその後が大変なんだって。やっと終わったってなってそのまま食べてリバウンドするんだって」


「確かに解放感はあるわね」


「だからダイエットはやめた方がいいんだって。まぁ天使ちゃんやってないんだったら関係ない話だよね」


「そ、そうね・・・やってない・・・」


「でも鈴音ちゃんが私に最近食べ過ぎだって言ってたからダイエット始めよかなって思っているの」


「だ、ダイエットするんだったら私は付き合うわよ」


「でも食べる時は本当に私にとっては至福の時間だからダイエットはしないかな〜

天使ちゃんダイエットするの?あれ、もしかして今ダイエットしてる・・・」


「し、してないわよ!ダイエットなんて!モデル体型なんて目指してないからね!!」


「モデル体型?でも今でも天使ちゃんスリムで綺麗だからいいんじゃないかな?」


「・・・ほ、褒めても何もでないけど・・・ありがとう」


「どういたしまして」


「でも案外ダイエットしている人多いんじゃない?」


「例えば?」


「例えば・・・」


・・・暇だ。電車に乗り込んで長椅子に座っている。右から佐奈さんミカエル俺なんだけど横で二人がまるで俺がいないみたいに話すから俺が空気みたいになっている。


眠い・・・学校の時は仕方ないけど無理やり起こされたからその分眠い。


二人は話で夢中になってるから俺が寝てても問題ないだろう。


俺は電車で眠ろうとすると


「蒼!私達の話聞いてるの?」


突然ミカエルが俺に話しかけてきた。しかも話聞いてるって聞いてるわけないだろ、そっちはそっちで盛り上がっていたのに。


正直眠かったからテキトーに返事した。


「聞いてる聞いてる・・・」


「さっき言ったからわかると思うけど、みたらし団子と三色団子どっちが好き?」


めっちゃどうでもいい・・・なんでそんな話になったんだよ。


「みたらしかな」


「佐奈ちゃん、やっぱりみたらしの方が好きな人多いよ」


「う〜ん確かにメジャーな所だけど三色団子は団子の原点って感じしない?」


「あーでもなんとなくわかる」


「でしょ!古き良き時代に生まれた団子感あるから三色団子の方が偉大なんじゃないかな?」


「確かに団子の原点感では三色団子の方が強いけど、でも子供に三色団子とみたらし団子をどっちをあげたら嬉しがるのはみたらし団子の方じゃない?」


これなんの話をしてるんだ?三色団子とかみたらし団子とか・・・しかも偉大とかそんなのどっちも関係ないだろ。どっちも美味いでそれでいいだろ。


・・・やばい、睡魔が襲ってきた・・・


「蒼!!聞いてるの!!」


・・・寝かしてくれ(涙目)



ようやく隣町に着いた。


「う〜んやっと着いた〜」


ミカエルは大きく伸びをした。


「電車に乗ってないとこんなにも行くだけで疲れるんだね〜」


佐奈さんも疲れているようだ。


俺は・・・疲れたと言うより眠い。あの後一睡も出来なかったし、寝る体制になったから今でも眠い。


女子のトークは恐ろしいものだな。人を平気で巻き込む・・・俺にトークは向いていないのだろうか?


そもそも興味がないって言うのが一番なんだけどな。


「さて、どこにデパートがあるのかな?」


「あっちじゃない?みんな行ってるし」


ミカエルと佐奈さんは手当り次第にデパートを探すつもりだけど・・・俺スマホで調べたけど、これって


「天使、佐奈さん、そっち逆」


そういえばミカエルのやつ前に二人で出かけた時あいつについて行ったとき3時間ぐらいかかって結局着いた場所が家だったってことあったな。あの感じからして佐奈さんも方向音痴ぽいな。


「携帯で調べるから俺についてきて」


多分これは俺がしっかりと誘導しないとつかないパターンだな。


俺は二人を連れてスマホの地図を見ながらデパートに向った。



歩いて約5分ぐらいにそのデパートがあった。


「わぁ〜おっきいね」


佐奈さんが驚いているけど割と俺も驚いている。いやこれは俺達の町には無いぐらいの大きさだな。8階建ては見たのは初めてだ。上を見上げないと全部を見れない。


ミカエルも驚いていると思ってふっと見ると表情を変えずにただ見てた。


「さぁ早く行こ!」


佐奈さんは一人で先に行った。俺は驚かないミカエルを訪ねた。


「案外驚かないんだな」


こう言うとミカエルは天界の事を少し話した。


「まぁね、天界じゃあこう言うビルとか建物があちらこちらにあるからそこまで驚くことじゃないのよ。これより大きな建物も普通にあるし、これ以上の一軒家もあるわよ」


ま、マジかよ・・・天界って高級住まいが多いのか?だとしたらミカエルって超金持ちなのか?じゃあ俺の家ってすげー窮屈に思ってるのか?でも聞きづらいんだよなぁ、それで窮屈って言われたら俺もちょっと気を使うしよ、あれ以上部屋は渡せねぇよ。


「蒼君、天使ちゃん、どうしたの?早く行こうよ!」


テンションMAXの佐奈さんが俺達を呼んだ。


「ほら早く行くわよ、佐奈ちゃんが待ってる」


天使は俺を尻目に佐奈さんの元に行った。


「お、おい!」


その後を追った。


デパートに入りまず何をするかがわからないため二人について行くしかない。


「佐奈ちゃん、最初はどこ行く?」


「ん〜最初は2階に行って服でも見てみよっか」


このデパートは階によってそれぞれ置いている物が違う。


1階が案内みたいな感じで分からないことがあればここで聞いていればわかる。


2階は服が置いてある。昔の服やつい最近の服まで幅広く置いてある。俺もなんか買おうかな。


3階は日用品売り場。雑貨とかも置いてるらしいからちょっと見に行きたい。


4階は料理屋など食べ物屋だ。俺好みのやつあるかな・・・


5階はゲーセン。正直ここが一番行きたい。俺の好きなゲームとかのフィギュアとかあるかもしれないし。


6階は電化製品売り場。ここ確か結構安いらしいからまた母さんにも教えておくか。


7階と8階は食材売り場かな。言わばスーパーと一緒だけど今日は行くことはないだろう。


このデパートの構造はこんな感じだな。正直広すぎて案内板見てもよくわからなかった。


まぁ俺は一応付き添いみたいな感じだし二人がわかってくれたらそれでいいけど。


2階に上がり服を見る二人。


「天使ちゃんこの服とか似合うんじゃない?」


「あ、いいかも・・・でもちょっと子供っぽいかな、私はもうちょっと大人の感じの服がいいな」


「あっじゃあこれとかどう?」


「ん〜どうかな?私に合うかな?」


また二人で盛り上がってるな。しかもここ俺いたらダメなんじゃないか?ここ女性の服売り場でしかも下着とか置いてるから勘違いされるかもしれない。


俺は二人に気づかれないようにその場を離れた。また電車の時みたいになるのはごめんだからな。


静かに男の服売り場に向った。


この際だ俺もなんか服買うか。冬に備えてジャケットでも買うか。


でもジャケットも色んな種類があるから慎重に選ばないと・・・まずは色、ここはシンプルに黒でいくか、けどここで案外赤とかも良いな、だけど赤を選んだ時問題になるのはその下に着る服にかなりのセンスがいるようになる。下手に赤のジャケットと白のTシャツではどうしても少しのバラつきがでてしまう。

だが俺のセンスが良かったら結構かっこよくなる・・・自分で言うのもどうかと思うけど、それぐらい赤は難しい。さてどうしたものか・・・


「蒼、あんた何一人でブツブツ言ってるの?」


え・・・


「服選びは終わったのか?」


「とっくのまえに終わってるわよ、それで探していたら一人で何か呪文でも唱えていたかと思ったから声をかけただけよ」


俺どれだけ迷ってたんだ?女子の服選びって結構時間かかるからそれ以上に俺の方が時間がかかったってことだよな・・・優柔不断とはこのことかもしれない。


「わ、悪い、どうしても服選びだけは俺すぐには決められないから」


「まぁいいわ、はいこれ」


すると二つの袋を渡された。この店の袋らしいから荷物持ちってことか。


俺は渡された袋を持って


「で、次はどこに行くんだ?」


どうせもうここには用がないと思うからこう言ったら


「私言ったよね、服を選んであげるって、私と佐奈ちゃん厳選して超絶オシャレイケメンにしてあげるから感謝しなさいよ」


・・・確かに女子に俺の服は選んでもらったことないけど、佐奈さんはともかくミカエルに服のセンスあるかどうかはわからないな。まぁ今日は割とオシャレだと思うけど。


「じゃあ蒼君は近くの休憩所で待ってて、私がしっかりした服を選ぶから」


さ、佐奈さんにそう言われたら俺も期待するしかないな。


「うん、わかった」


俺は各階にある休憩所の行き、そこで座って待つことにした。


しばらく待つとミカエルと佐奈さんが来て


「出来たから着替えに行くわよ」


二人に連れられて試着室に入らされ、そこには厳選したかはわからないけど服が置いてあった。


本当にオシャレになるのだろうか?なんだか不安になってきた。今になってミカエルって言う俺の敵がいることを忘れていた。佐奈さんを言いくるめてめっちゃダサい服選んだんじゃないだろうか?


これは覚悟を決めるしかないようだ。


俺は置いてある服を手に取りあえてあまり見ずにそのまま試着した。


あれ・・・これ・・・俺、めっちゃ好きかもしれない・・・


服を着替え終わり試着室のカーテンを開けて二人に見せると


ミカエルは


「へ、へ〜、そ、そんなふうになるんだ・・・似合ってるじゃない・・・べ、別にその服でイケメンになったとか思わないでよね!単に似合うだけだからね!!勘違いしないでよね!」


佐奈さんは


「着こなしから全部がパーフェクトだよ!そんな風に着られる人なんて蒼君以外そんなにいないと思うよ。それにしても似合うね、私と天界ちゃんのセンスが良かったってことなのかな?でも服の好みは全部天使ちゃんなんだけどね」


へ〜そうなんだ。確かにこの服の感じ、俺はめっちゃ好みだ。なんだかんだ俺を見てるんだな。


これでも読者は見られないのか・・・イメージとしてはF〇8のス〇〇ルを今風にした感じかな。興味がある方はそちらを参照にしてもらえばいいと思います。


「確かにこれは気に入ったし、俺これを買うよ。天使、佐奈さん、ありがとう」


俺は感謝の言葉を言うと二人は黙り込んだ。


え?ど、どうした?俺なんかしたのか?


「い、いいから早く着替えなよ。まだ他も回るんだから・・・」


こっちを見ずにミカエルは言った。その顔は少し赤くなっていた。


「あ、ああ」


再びカーテンを閉めて元々の服装に着替えた。なんであいつ顔赤かったんだろう・・・もしかしてちょっと熱いのかな?体が火照ったら顔が熱くなるって言うし。なんかジュースでも買ってやるか。


着替えを済まして、服を買って次は3階に向った。


ここには俺も少し行きたかったから別に苦では無いな。


「佐奈ちゃん、ちょっとお腹減らない?」


「そっかもうすぐでお昼だもんね、3階にはあんまり用がないから4階でお昼ご飯食べよっか」


「そうしよっか」


えぇ!ここに限ってなんで行かないんだよ!昼とか後ででも食べれるだろ!


そう言いたかったけどどうせ言いくるめられたりとか俺を連れ出してまた脅迫されるだけだから何も言わないでおこう・・・ショックだ。


3階はスルーして4階で昼を食べることにした。


4階に着くと昼時だから人がかなりいた。


「あちゃーこれはどこもいっぱいそうね」


「昼時だから仕方ないだろ」


タイミング悪い時に来たものだな。


「そもそも何を食べるの?」


確かに・・・そもそも何を食べるのすら決めてないな。


「私は・・・」


ミカエルは何を食べたいのかを言おうとした時


「待って、三人でいっせーので言ってみようよ。もしかしたら一緒かもしれないし」


佐奈さんそれって意味あるのかな?揃わないといけないし、結局話さないといけなくなるよ。


まぁ佐奈さんが言ったから俺はそれに従うだけだけど。


俺は・・・今はアレの気分かな。


「じゃあ行くよ、いっせーので!」


「蕎麦」


「蕎麦」


「蕎麦」


まさかの三人揃って全員驚いた。


「ま、マジかよ、どんな確率だよ」


驚愕すぎてどう表せばいいのかわからなかった。


「すごいね!三人とも同じ考えしていたなんて!」


佐奈さんも興奮してる、あたりまえか。


「シンクロすることなんてあるのね、こんなこと初めてよ」


ミカエルも驚いている。


「とりあえず蕎麦屋に行くか。俺も腹減ったし」


ちょっと俺も興奮してる。このテンションで食べたら普通に美味いだろうな。


俺達は蕎麦屋に向かうと行列程ではないが少し並んでいた。


仕方ないと思い、三人で並んでいると蕎麦屋から出てきた二人の女の子があることを話題にしていた。


「ねぇねぇ、やっぱり噂通りだったね」


「そうね・・・ここのお蕎麦屋さんの店員さんかなりイケメンね。私も見てビックリした」


「私あの人をみてからずっとドキドキしていたの・・・恋しちゃったのかな?」


「一目惚れね、頑張って」


・・・イケメン?しかも噂が立つレベルだから相当なんだろうな。なんか同じ男として普通に悔しいんだけど。


「そういえばここの店員さんイケメンって噂があるらしいね」


ミカエルも知っていたのかよ。


「へ〜どんな人なんだろう?」


「私もわからない。ただただイケメンって噂」


そこまでのイケメンって逆に俺も興味出てきた。


するとまたしても女の子二人でてきて


「かっこよかったね〜」


「かっこよかったけど、あの人の名字なんて呼ぶのかしら?」


「確か・・・はやし・・・しか読めなかった」


「なんなのかしらね?また調べてみよ」


・・・名字が読めないってよっぽど難しいってことだよな。なんだ?


「お次のかた〜どうぞ〜」


病院の診察みたいな感じで呼ばれた。俺達三人は店に入り案内されたカウンターに座った。


見てやる・・・どんなイケメンなのかを!


すると水を持ってきた男の店員さんが来た。


「こちらお冷になります」


多分この人だと思うけど・・・なんか聞いたことある声だな。しかもよく聞く声・・・もしかして・・・


その店員さんの顔を見るとその人は俺達がよく知る人だった。


「わ、渉!?」


なんで渉がここにいるんだよ!


渉もこちらに気づき俺の顔を見て


「お前・・・二人で一緒にデートとはな、少し見損なったな」


「なんでだよ!後デートじゃねぇよ!」


傍から見たらやっぱりデートって思うのかな・・・


「わ、渉君!蒼とデートなんてやめてよね!単に買い物の荷物持ちよ」


それはそれで傷つく。俺とデートなんてやめてよ・・・


「本当か、佐奈」


「荷物持ちって言い方はちょっと可愛そうだけど、買い物に付き合ってくれているって言ったほうがいいかな」


ミカエルとは違う言い方・・・優しいなぁ。


「そもそもなんでここにいるんだよ」


「ここでバイトしてるだけだ」


渉ってバイトしてたんだ。つーかだったら金あるんだったら俺に奢らせるなよ!


「ここの店員さんでカッコイイ人がいるって、渉君のことなの?」


佐奈さんが噂を聞いてみると


「らしいな、あんまり自覚ないけど」


こいつだったのか・・・どういうことだ、この差は。


「で、注文は決まっているのか?」


佐奈さんは


「私、ざるそば一つ」


ミカエルは


「ざるそば一つ」


俺は


「じゃあ、ざるそば一つ」


全員ざるそばに渉は


「まとめて言えよ」


そう言い残してその場を後にした。


しばらくしてざるそばが届いた。


全員がいっせーに口に運び同時に


「美味い!」


グルメリポーターじゃないから味の説明出来ないけど、なんて言うか、なめらかでしっかりと歯ごたえある。これは美味い。


「渉君これすっごく美味しいね!」


「口にあってよかった」


「それにしても渉君の和服似合ってるね」


「板前みたいでなんか俺は嫌だけどな」


「板前ってかっこいいイメージがあるけど嫌いなの?」


「嫌いではないけど、単に動きづらいだけ」


「それだけで嫌って言ってるの?もったいないよ、せっかく似合ってるのに」


「似合ってる2回目。レパートリー少ないな」


また二人で話しやがって・・・


「ほらお前仕事だろ!さっさと働け!」


仕事中に話すなんて店員失格だろ。しかもお客さんに対して何を親しくしてるんだよ!


「はいはい、わかりましたよ」


俺を睨んで仕事に戻った渉。


「そういえば渉君って名字あれなんて書くの?」


名字?クラスメイトだからそれぐらいわかってろよ。まぁ確かに難しいけど。


「あれは林翠って書いて「りんすい」って言うんだよ」


「へ〜知らなかった。だいたい渉君を名字で呼ぶことってあんまり無いから」


まぁ渉の方が言いやすいからな。


こんな話をしているといつの間にか全員は蕎麦を食べ終わっていた。


「ふー美味しかった」


「久しぶりに蕎麦を食べたわね」


「そろそろ行くか」


俺達は立ち上がり会計を済まして、蕎麦屋から出ていった。


「次は6階の家電売り場屋さんに行こっか」


家電売り場屋さん・・・子供の言い方っぽいけどそこが可愛い・・・


「何か買うの?」


「私の部屋のドライヤーもう古いからさ、そろそろ新しいのに替え時かなって思ったからさ」


「なるほど。なら行こっか」


次は家電製品などが置いてある6階に行くことになったが・・・俺はここで行きたい場所がある!


「6階に行く前に5階のゲーセンに寄らないか?」


俺の最大級の楽しみのゲーセン!ここがオアシスみたいなもんだ!


「ゲーセンって嫌よ」


ミカエルの衝撃的すぎる言葉に俺は言葉を失った。


「なんでゲーセンなんて行かなくちゃいけないのよ。用があるわけでもないし」


用があるから行きたいんだろうが。


「まぁまぁ天使ちゃん、せっかく蒼君にも来てもらってるんだし、蒼君が行きたい場所にも付き合ってあげようよ」


「ま、まぁ佐奈ちゃんがそう言うならいいけど」


さ、佐奈さんこそ本物の天使だ・・・優しいなんてものじゃない、心が広すぎるんだ。


佐奈さんのおかげでゲーセンによることができた。


5階に行きゲーセンに寄って俺はUFOキャッチャーを見た。



正直ゲーセンに寄りたい理由はUFOキャッチャーを見たいからである。俺の好きなゲームのキャラクター、好きなアニメのキャラクター、After 〇 Rainのぬいぐるみ・・・勝手に想像するだけで楽しみが増える。


あの二人にはわからないだろうと思うけどこれは男のロマンでもある。UFOキャッチャーを一発でとるのは俺の一つの目標でもあるからな。


俺は二人を構わずにUFOキャッチャーを物色していると


「おぉ・・・」


思わず声がでてしまった。俺の目の前にプ〇ズマ☆〇リヤの〇ロの完成度の高いフィギュアがあった。


髪の毛の細部、目のキラキラした感じ、彼女のスタイル・・・全てが完璧だ。


俺は持ち金を確認して小言で


「2000円までなら大丈夫だな」


2000円を100円に替えて取ろうとした瞬間


「蒼、ちょっと来て」


袖を引っ張られてミカエルに呼ばれた。そのまま引っ張られて理由も聞かされずに佐奈さんがいるUFOキャッチャーの前に立たされた。


そこには可愛い猫のぬいぐるみのストラップが置いてあった。


察しできるけど・・・


「これをとって欲しいの」


やっぱりな、ミカエルと佐奈さんの分だから二体か。


これ取れるか?二体同時は流石に無理だろうから一体ずつが限界か。ここで2000円は使えない。700・・・いや使えて1000円だな。


「とれなくても文句言うなよ」


俺は最初の100円を入れてアームを動かした。ぬいぐるみのストラップの真下にアームを動かし、そのまま下ろして体の下にとる部分を挟んだが場所が動いただけでとれなかった。


まぁそうなるな。この手の物は俺は苦手だ。フィギュアとかは何回かとったことがある。あれはとれる場所がハッキリしているから分かるけど、これはとったことないからわからない。

とりあえず何回かやったみるか。


この後1500円使って一体もとれてない。俺はイライラしていた。


「なんでとれねぇんだよ!」


そう言いかけたけど佐奈さんがいるからなんとか耐えた。


だが俺がイライラしているのがわかったようで佐奈さんは俺に


「あ、蒼君、そんなに無理しなくてもいいから」


気遣う言葉もありがたいけどなんだかんだちょっと意地になってきた。絶対にとってやる・・・


「あんた下手すぎない?もう15回やってこの結果でしょ?私の方が上手いんじゃない?」


いちいち怒らせる言動だな。言っておくけど絶対に俺の方が上手いからな!何回UFOキャッチャーやってきたと思ってるんだよ。


腹立つから絶対に・・・


「何やってんだよ」


後ろから声がし俺達は振り返ると渉がいた。


「渉!バイトはどうしたんだよ」


「上がりの時間だったからこれから暇だから少しゲーセンに寄っただけだ」


だろうな。服が私服だし。


「ちょっと渉君あのストラップとってくれない?」


ミカエル!俺がとるって・・・


「いいけど」


こいつもなんだかんだ優しいけど、無理だろうな。


渉は100円を取り出してそして・・・


「ほら」


・・・え?1回で二つ?俺の努力って・・・


「うわ〜渉君ってすごいんだな」


「蒼とは違うね」


「たんにやってとれただけ」


たまたまって事だよな。もうなんかこいつに勝てる要素俺無いかもしれない・・・


「じゃあ俺帰るわ。そんな目新しいもの無かったし。

それと蒼、お前の好きなアニメの〇ロあったぞ。お前だったら余裕だろ」


そう言い残して帰っていった。


知ってるし・・・もういいや。やる気失くした。


「6階行こ」


「いいの蒼君?」


「うん、俺もそんなにいいやつ無かったし・・・」


すげえ悪いことしてしまった。


しばらくゲーセンは寄らないでおこう。心が治るまでは。



俺達は6階に行き、ドライヤーを買いにきた。


「天使ちゃん、ドライヤーとか他のアイロンとか見てみよ」


「そうね、じゃあ蒼、私と佐奈ちゃんは一緒に行動するから蒼は一人でそこら辺歩いてきてね」


二人は俺を置いてそのまま行った。


遂に俺がいる意味が無くなった。荷物役の任務も無いし・・・俺もちょっと回るか。


そこら辺の家電を見ながらぶらぶらと歩いている。


そもそも家電にあんまり興味が無いから見ててもあんまり楽しくない。ここでも暇だなぁ。


どうしようか・・・あれ?


歩いていたら俺の目の前にイヤホンが並んでいた。


イヤホン・・・そういえば最近ちょっと俺のイヤホン調子悪かったな。なんか片耳だけ聞こえづらくなってきたから、まぁあのイヤホン中学の時から使っていたから壊れるのも当然か。


もう忘れている人もいるかもしれないんで言っておきますけど、俺は通学中イヤホンをしながら登校しているんですよ。天使が話しかけてくるから片耳だけですけど、その時に聞く音楽が俺にとっては私服の時間なんですよ。

After 〇 Rainのま〇君の高い声とかそ〇るさんのカッコイイ声とか天〇君の青春を感じる歌声とか・・・幸せだなぁ。


新学期だし、イヤホン、買っておくか。


俺はイヤホンを選び出したけどもうだいたい決まってるけどな。


イヤホンを手に取りレジまで進み、買った。


会計を済まして元いた場所に戻るとミカエルと佐奈さんがいた。


「何か買ったの?」


ミカエルに聞かれてイヤホンを見せた。


「イヤホン・・・ってまた青いイヤホンにしたの?」


前に使っていた青いイヤホンと同じでは無いけど同じ青を俺は買った。


青色って俺結構好きなんだよな。同じ名前だからって事ではないけど、なんか透き通る青色が好きかな。色が好きな理由ってこんなものだろ。


「別にいいだろ、人の勝手だろ。

佐奈さんは目当てのドライヤー買ったの?」


こう言ったら佐奈さんは袋からドライヤーを取り出して


「このドライヤー買ったの、ちょっと高かったけど貴重なものだから壊れないようにしないといけないし。高かったら丈夫だと思うから買ったの」


後先のことを考えるところもしっかりしてる。絶対にいいお母さんになる人ったこういう人のことだろうな。


「それと」


それと?


「天使ちゃんとお揃いの白いヘッドフォンを買ったの!私のヘッドフォン最近壊れちゃったから新しいの買ったの」


そう言いながらヘッドフォンを俺に見せた。


ミカエルもヘッドフォンを見せて


「まぁ通学中に音楽聴くのは悪く無いから私もヘッドフォンを買ったの。お揃いのは・・・た、たまたまこのヘッドフォンが良かったから買っただけ。ちょっと恥ずかしいけど」


身内に白いヘッドフォンをしているのが二人になったってことか。


・・・ブルーイヤホンとホワイトヘッドフォンか・・・


俺は二人に向かい


「良いんじゃない?二人とも似合うと思うよ」


褒める感じで俺は言うと二人は俺から目を合わせなくなった。・・・俺なんかした?


こうして俺達は買うものを買ってデパートを後にした。上の階に用はないようだったからな。


帰るために俺達は電車に乗り込んだ。またトーク繰り広げるのかな・・・席順まったく気にしてなかったけど俺真ん中!?参ったな俺を挟んで話すな・・・寝れないな。


どうしようか・・・


「トン」


俺の肩に違和感を感じた。違和感を感じる肩を見ると俺の肩にを枕代わりに佐奈さんが寄りかかり、眠りについた。


やばい、心臓が破裂しそうだ。熱い・・・体が今にも火を噴きそうだ。


やっぱり代わってもらおう。流石にこれは耐えきれない。


「て、天使、ちょっと席・・・」


ミカエルの方を振り向くと同時にミカエルも俺の肩に寄りかかり眠った。


ミカエルーー!!俺の心臓を爆発させる気か!お前まで寄りかかったら俺・・・やばいあの時の記憶が蘇ってきた。


やばいやばいやばいやばい!そういうことしか考えられなくなってきた・・・

どうしたらいいんだ・・・


電車に揺られ約15分・・・やっと着いた。


「二人とも、着いたよ」


電車だから声を張れないからちょっと抵抗はあったけど体をゆすって起こした。


二人は起き出して同時に伸びをした。


まだ寝起きの二人を引っ張って急いで電車から出た。


「蒼君ありがとう〜危うく行っちゃう所だったね〜」


「よく眠れずにいたものね・・・ふぁ〜あ〜」


寝れるかよあんな状況で。逆にずっと目が冴えたわ。


全員疲れたようで今日はもう解散することになった。


「それじゃあ、また学校でね」


佐奈さんはそう言って帰っていった。


俺とミカエルは帰り道、こんな話をしていた。


「今日はどうだったの?夏休み最終日にデパートに行くなんて初めてでしょ?」


「最終日はゆっくりするのが俺にとって普通だったからな。でもこれはこれでアリだな。最初は乗り気じゃなかったけど案外楽しかった」


「私と佐奈ちゃんに感謝しなさいよ」


「別に俺行きたいなんて一言も言ってないけどな」


「何よ、文句でもあるの?」


「別に・・・そういえばさ」


「何?文句だったら怒るわよ」


「違う違う、お前宿題やったの?」


「・・・宿題?」


「夏休みの宿題だよ。俺はもう終わってるからいいけど終わってるのか?」


「・・・忘れてた・・・」


「・・・・・」


この後ミカエルの宿題を手伝わされて結局寝たのは夜中の4時だったのは別の話。



はい!と言うわけで夏休みはこれで終了!!

いや〜本当に長かった。今回も長かったけど。


まぁこれで一応あれかな、バトル系の漫画とかだったら第一章は終了かな。


二学期はさらに胸きゅんとかする場面があるかもしれないし、ちょっとドキドキする所もあるかもしれないです!確定ではないけど。


それでも面白く話が進むと思いますので二学期もよろしくお願いします!


それじゃあまた、二学期に乞うご期待!

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