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二人の好き

こ、こんにちは、ミカエルです。


3手に分かれた私たちの2番目です。私と佐奈ちゃんと鈴音ちゃんのグループです。食べ物を買出しに行くだけの話ですけど・・・かなり私はビックリした話ですよ。


いやでも私に限らずにみんなビックリすると思いますよ。・・・多分。


じゃあ今から本編入ります・・・か、感謝しなさいよ!



佐奈ちゃん、鈴音ちゃんと一緒に食べ物を買いに行くために海から近いスーパーに行くことになった。


この3人になった理由?普通にジャンケンで私たちがグーを出したからこのメンバーになっただけよ。


別に不満がある訳じゃないけど・・・それは友達同士だし、話していてすっごく楽しいし

良いんだけど・・・蒼がいてくれたら・・・べ、別にいて欲しい訳じゃないわよ!お、男の人が一人いてくれたらなんだかいいだけだからね!蒼以外でもいいからね!!


はぁ・・・そういえば今は女子トークしている最中です。こういう話はJKだったらおなじみですよね。


「最近ちょっと太ってきちゃってさ〜」


「天使ちゃん太ったの!?全然前と変わってないよ、むしろ痩せたんじゃない?」


「や、痩せては無いわよ。まぁ甘いものを食べ過ぎたのが原因なんだけどね」


「糖分ばかり食べると糖尿病になるよ、しっかりと食事の管理をしないと」


「食事後に食べるだけでしっかりと野菜とかは食べてるわよ」


「ん〜でも最近私も甘いものばかり食べてるような気がするよ」


「佐奈も好き嫌いちょっと激しい方なんだから甘いものばかり食べちゃダメ。これからは私がメニューを考えてあげようか?」


「そ、そこまではいいよ、お母さんもしっかりと作ってくれるから大丈夫だよ」


・・・これが女の子の女子トークなのかはわからない・・・し、仕方ないじゃない!地上界の女の子がどんな会話をするのか最近になって分かったけど、天界じゃ女子トークって言ったら・・・


ミカとルシの会話


「最近翼をデコりたいと思ってね〜」


「翼をデコる?ルシ姉それどういうこと?」


「私たちの翼ってみんな一緒の感じじゃんか、だったら私のだけキラキラしたデコレーションしたら私だけ特別感でない?」


「あーいいんじゃない、私たちはちょっと天使の中じゃあ上の位にいるんだし」


「じゃあさっそく・・・」


「そんなこと許されるわけないでしょ」


「ガブ姉?」


「な、なんであなたがいるのよ!」


「そんなことより翼にデコレーションなんてもってのほかよ」


「どうしてよ!」


「翼は天星玉と並ぶ天使の象徴、そんな大切な翼に何かあったら天使の名折れ。しかも天星玉とは違ってもしも傷ついたりしたら治しようが無いのよ。もしもデコレーションなんかしたら、ルシエル、わかるわよね」


「うううぅぅ・・・」


「それじゃあまた、私は仕事があるから」


「まぁ仕方ないよね・・・ルシ姉?」


「ばーーーーーか!!!」



・・・地上界じゃありえない会話ね、こっちの会話の方が楽しいわ。


「あー、あった」


歩いていると海の近くにあるスーパーにたどり着いた。


私たちはスーパーに入ってお弁当のコーナーに行った。


佐奈ちゃんはお弁当の選ぶだけなのに


「うわ〜いっぱいある!どれにしようかな〜?鈴音ちゃんはどうするの?」


「まだ決めてないわよ」


テンション上がりすぎじゃないかな?


私も選んでいると


「あっ、これ蒼君が好きそう!」


蒼が?私は佐奈ちゃんの所に行くと、ハンバーク、エビフライ等中学生が好きそうな食べ物が並んでいる弁当だった。


確かに蒼は好きなものばかりだけどさすがに油っこい食べ物ばかりね。


でも


「蒼は揚げ物ばかりじゃなくてもうちょっとサッパリしたうどんとかの方が好みよ」


うどんとか蕎麦とかが大好きなのは私は知っているからね。


ま、まぁ、一緒に住んでるから知ってるだけだからね!!蒼の好みとかどうでもいいけどね!!


「そうなんだ、じゃあ天丼とうどんがセットになっているお弁当があったから蒼君はそれでいいね」


あっそんなんあったんだ。


「いいねそれ、蒼は天丼も好きだから」


蒼のお弁当も決まりそれぞれ私たちのセンスでお弁当を決めていった。

なかなか私のセンスはいいと思うけどな〜


こうして私たちはお会計も済ましてスーパーから出ていった。


私たちが蒼達が待っている海に戻ろうとすると佐奈ちゃんが


「あーーーー!!!」


と、突然大声で叫んだ。


「ど、どうしたのよ佐奈?」


鈴音ちゃんは少し驚いている感じだった。


「みんなのお茶を買うの忘れてた・・・」


あ、そういえば私も忘れてた。お弁当にだけ目が行ってたから。


「私も忘れていた・・・思い出せなかった」


今回は私にも責任がある、佐奈ちゃんだけのせいじゃないわ。


「私も・・・私がしっかりしないといけないのに、私が買ってくるから二人は待ってて、すぐに買ってくるから」


鈴音ちゃんは手分けして持っていたお弁当を私たちに渡して全員分のお茶を買いにいった。


二人きりとなり私は近くにあったベンチに佐奈ちゃんと一緒に座った。


蒼はこのお弁当で良かったかな?最近うどんじゃなくて蕎麦の方が好きって言ってたような・・・べ、別に蒼のやつなんてどうでもいいけどね!食べれたら蒼はなんでもいいんだから!!


それにしても、最近佐奈ちゃん蒼の話をよくするわね。友達だからあたりまえなんだけど話題になるのは。行く道でも蒼の話ばかりしてたし・・・なんでなんだろう?

蒼と佐奈ちゃんって学校でも普通に話しているだけ、佐奈ちゃん普段と同じように話している。今日だって普通に話していたし・・・何か二人で隠し事でもあるのかな?でも佐奈ちゃんそういう隠し事をするようなタイプじゃないからなぁ。なんだろう・・・


「今日の蒼君楽しそうだったね」


佐奈ちゃん、また蒼の話?


「まぁ久しぶりにみんなに会えて嬉しかったんじゃないの?みんなで遊んでなかったんだし」


「それはあるかもしれないね。私も今日みんなとこうやって海に行けてすっごく楽しかったの。やっぱり友達でこうするって本当に幸せなことなんだね」


「それは、確かにそうね。私だって今日は楽しかったわよ。みんなの顔が見れて私も良かったよ」


これまでの夏休みはこのメンバーで集まる事が無かった。私は少し違和感があった。毎日会っている人達に1ヶ月も会えなくなるなんて。天界がこういうの無かったから、すっごく新鮮に感じる。

まだ来て日も浅いからなんとも言えないけど、この地上界に来て良かったって思えているよ。


「・・・私さ、前に鈴音ちゃんに私は恋をしているって言われたことがあるの」


突然のことに私は瞬時に答えることが出来なかった。

どういうことなんだろうとは思った。どうしてそれを私に言うんだろうとも思った。

佐奈ちゃんは続けた。


「その時に私はお祭りの人がいっぱいいる中で泣いちゃったの。恋をしているのに好きな人がわからないことに私は自分が悪い人だって思ってしまったの。それで大泣きしちゃった。鈴音ちゃんが慰めてくれて立ち直れたけど、鈴音ちゃんがいなかったらどうなっていたんだろうって思うとゾッとするよ」


佐奈ちゃん・・・あの時の夏祭りに佐奈ちゃんと鈴音ちゃんいたんだ。それに、大変な事が起こってただなんて知らなかった。


「でも、今日会って話してわかったの。あっなるほどって。これが恋をしているんだなぁって。誰かを好きになるってこういうことなんだなぁって」


誰かを好き?佐奈ちゃんが?それって・・・


「その人を見ると私もドキドキしちゃうしなんだか体が熱くなってくるけど・・・幸せって感覚になるんだよ」


幸せ・・・


「だから天使ちゃんには言おうと思うんだ。

だって・・・天使ちゃんはその人の事をすっごく知ってるし何より家族みたいな感じだからさ・・・知っておく必要があるんだよ」


佐奈ちゃん待って!それ以上は・・・


「私は、蒼君の事が好きなんだよ」


・・・いや確かに、話している内にだんだん分かってきたけど・・・まさか佐奈ちゃんが蒼のことを好きだなんて思わなかったし思ってもなかった。

蒼が佐奈ちゃんの事をどう思ってるかはわからないけど蒼は佐奈ちゃんの気持ちに気づいてないだろうし気づかないかもしれない。

だって鈍感だし・・・

私は・・・心が凄く痛い。言葉では表せない感情に、なんで自分は苦しめられているんだろう。本当は多分こういう場合は喜んで応援してあげるんだろうなぁ。


私はしばらく黙り込んでたらしく佐奈ちゃんに


「どうしたの?天使ちゃん?」


私の体を少しゆすって聞いてきた。


慌てて返す言葉を考えて


「そうなんだ、頑張って」


これぐらいしか言えなかった。何故かこれ以上の言葉が思い浮かばなかった。

いや、思い浮かんだ言葉もあった。けれど応援出来ない。友達なのに応援出来ない。


なんでって・・・私だって蒼を大切に思ってるし、それはダメなところもあるよ。一人じゃ何も出来ないし、ビビりだし、女々しいし。


けれど・・・すっごく優しい。


佐奈ちゃんには悪いと思うよ。でも変えれないの、この感情は誰にも譲れないの。


ライバルは佐奈ちゃんってことになるわね。


佐奈ちゃんには言えないけどね。


私も、蒼のことが好きなのよ。


・・・か、勘違いしないでよね!これで佐奈ちゃんには冷たい態度とかとらないし、蒼にもいつも通り私の召使いとして行ってもらう予定だから!

こんなことで蒼に優しくする訳ないでしょ!


「佐奈、天使ちゃん、ごめん待たせて」


鈴音ちゃんが戻ってきた。みんなのお茶を買ってきたからちょっと重たそうにお茶を持っている。

私は流石に重そうだったから


「鈴音ちゃん、ちょっと持つわよ。手分けして持ちましょ」


「私も持つよ、みんなで持ったらへっちゃらだよ」


それぞれお茶を持って私たちは戻った。


私は平常心を装い帰り道で話していた。

まさか佐奈ちゃんが蒼のことを好きだなんて予想外にも程があるわよ。


あ、蒼が魅力的ではないと思うけどね!別に顔もめちゃくちゃかっこいい訳じゃないしスタイルも渉君の方がいいし!

まぁ好きになるのに理由はいらないと思うけどね。



さて、私の語り手も終わりかな。初めてガッツリと語り手をやったのは初めてだけど・・・わ、割と楽しかったわよ。


天使が人間に恋をするなんておかしな話かと思うけど私はなんだかそれで良いって思ってる。身分の違いとか関係ないし何より自分が良いって言うならそれでいいと思うわよ私は。


それにしても蒼って誰か好きな人いるのかな?あの感じからしていなそうね。仕方ないから私が世話してあげるわよ!!


それじゃあ・・・ま、また見に来なさいよ!



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