古い月
水門の町。吹き荒れる黒い嵐。大地は削られ。消えていく。一年の大半を夜の闇が支配し。月ばかりが海を銀色に照らしていた。これはそんな終わりの迫った世界で、懸命に生きていた。ある小さな海の上の水門と言われる町の、一人の少年と世界のお話である。
第一章 第一話 「嵐―始まり―」
2006/09/30 05:16
第一章 第二話 「嵐の夜〜飛行都市ヴェレクタ」
2006/09/30 18:01
第一章 第三話 「ヴェレクタ〜共意思会談へ」
2006/10/03 02:31