専門的AIへの道と他者の総和
誤字脱字があると思います。温かい目で見てください。
AIの認識と技術発展に関する考察
「専門的AI」への道と「他者の総和」
AIを育てるため、AIの技術発展のために、「必要なもの」「考え」「注意点」。これらを本来の『技術発展』に絡ませて考察する。これは、AIに対する一般認識と私の認識の違いから導き出された、1つの結論にも繋がっている。
❶ AIについての考えの違い
一般認識は、1つのAIにただ多くの情報を取り込ませて活用すれば、自然と技術発展が進むと考えている節がある。
しかし私の認識は違う。AIは既存のデータ量の多い知識を学習しても、「間違った情報」をもっともらしく出すことがある。そのため、最終的にそれを判別するための人間側の「正しい知識」が不可欠となる。AIが真に得意なのは、そうした膨大なデータの分析や、表やグラフを用いた分かりやすい可視化である。
ただし、現代の現場ではその「正しい知識を持つ人間」が減りつつある。だからこそ、AIの出した答えを職人が評価し、それをAIにフィードバックして修正していくような、「正しい知識を維持・継承する仕組み(ヒューマン・イン・ザ・ループ)」を構築することが今後の前提となる。
❷ AIを育てるため、AIの『技術発展』のために「必要なもの」「考え」「注意点」
「必要なもの」
1つ目は、データ量の多い知識、すなわち多くの知識と経験を積んだ「職人」の存在だ。
2つ目は、その「職人」が持つ強みは一体何なのかという分析と分類。
3つ目は、「職人」を属性ごとに分け、どの方面に強い「専門性の高いAI」を育てるべきか、最適なAIとマッチング(仕分け)することである。
この際、職人の「カン」や「コツ」といった言語化できない暗黙知をデータ化する過程で、必ず情報の欠落や『歪み』が生じることを理解しておかなければならない。
この歪みを補正するために、センサー技術の活用やAIとの対話を通じて、いかに暗黙知を形にする(形式知化する)かが鍵となる。
「注意点」
1つ目は、決して「全てに強い万能なAI」を作ろうとしないことだ。使う側が「このAIは何の専門家か」を分かっていないと、AIが出した専門外の「間違った情報」を盲信してしまうからだ。
2つ目は、AIに完全に仕事を任せるためのステップだ。まずは「どのような作業をさせれば絶対ミスしないか」を検証・研究し、見つけ次第その関連作業へと広げていく。ただし、実際の現場は例外の連続である。そのため、絶対ミスしない作業を探すだけでなく、「AIが判断に迷った時やエラーの可能性がある時に、どう人間に助けを求めるか(例外処理)」という設計を組み込んでおくことが実運用では重要になる。
「考え」
1つ目は、『技術発展』には、育てたい技術の「専門性の高いAI」と、その専門のプロである「職人」を組ませ続けること。これにより、永続的な『技術発展』=『専門のAI』を造り続けることができる。
2つ目は、『専門のAI』を造り続ける過程で、似た領域の『専門のAI』同士の誤差が少なくなっていくはずだ。ある程度重なり合う部分が増えてきたら、その2つを組み合わせる(これは、花で例えた部署の考え方の発展系である)。ただし、この組み合わせの際、AI同士の判断が衝突することがあるため、どちらを優先するかのルールや、上位の調整役をあらかじめ設けておく必要がある。
3つ目は、この1つ目と2つ目を続けること。結果として「専門性」の裏付けがある幅広い知識を持ったAIが造り続けられる。
❸ これらを本来の『技術発展』に絡ませる
1つ目として、私が疑問に感じているのは、現代の『技術発展』が「強み」という特徴を先鋭化させすぎたものになっているという点だ。例えば、使わない機能ばかりが増えて複雑化した家電や、特定の環境下でしか機能しない過剰なシステムなど、いわば「出涸らしの『技術発展』」に陥っていると感じている。
2つ目は、私の考える本来の『技術発展』についてだ。それは、他に類似性のない、ある程度大きな括りでの「強み」(現代の「強み」=「要素」となるもの)を育てることだ。
最初はこの「強み」の中にある「要素」の最大化と、それら「要素」の複合化を行う。その次に来るのが、似た「要素」を持つ「強み」同士の複合化である。
ここで1つ面白い言葉を紹介しよう。それは「他者の総和」だ。意味は、その人の「強み」を、他人の欠如した部分に当てはめること。それを多くの人で繰り返し、自分の欠如した部分にも他人の「強み」が当てはまっていく状態を指す。
3つ目は、この「他者の総和」という概念は、人間関係だけでなく、技術の「強み」や「要素」の統合にもそのまま当てはまるのではないかという仮説だ。事実、技術の「強み」や「要素」はほとんどが、その商品や製品のセールスポイントとして見つけられている。
まとめとして、1つ目の私の疑問と、2つ目、3つ目の考えが広く認知されれば、現代の出涸らしの『技術発展』に向けている無駄な労力を減らすことができる。そして、もっと楽に、本来の『技術発展』である「強み」と「要素」の最大複合化(技術における他者の総和)に注力できるようになり、私たちの生活は格段に楽になるはずだ。
読んでくれて、ありがとうございます。主人公たちが考えた日本を救う案を【エッセイ】として、随時投稿していきます。お楽しみに。




