表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

輪廻車輪

作者: 日狩

俺は駿、東京の普通の会社の会社員だ。朝飯も食ったし、会社に行くか!会社は近いので徒歩で行く。


「ん?」


目の前のビルの上、なんかあるな… なんだろう、ん?動いてる?遠くてあまり見えないけど、あれ女の子じゃね!?自殺しようとしてんのか!?通報しないと!


その時、少女が上から落ちてきた


「あっ」


駿と少女は激突した。


ピーポーピーポー… 救急車のサイレンが聴こえる。


「ん…俺の、、、足?あ、そうか、、、俺、あの時上から女の子が飛び降りてきて、、、あ、、ヤバい、意識が、、、」


今、この世から1人旅立った…


「ん…ここは、、、雲の上!?」

辺り一面雲だ。

???「起きましたか。」


駿「あ、はい、ここどこなんですか?」


駿の目の前に駿より何倍も大きい仏の姿をした者がいる。


駿「貴方は、仏様!?」


仏「そうです。あなたは今日死にました。」


駿「じゃあ天国にいけますか??」


仏「あの世に天国や地獄などというものはありません。死んだ者は悪人も善人全員、転生するのです。」


駿「俺は、何に転生出来るんですか?」


仏「今から決めます。頭を出して。」


駿「あ、はい」

駿は頭を仏の前に出した。

仏が駿の頭を撫でた。


駿「あったかい…」


仏「あなたの転生する生き物が決まりました。」


駿「ゴクッ」


仏「人間です。女性の。」


駿「またかぁ…まぁ女の子なら違っていいか!」


仏「転生した後は前世の記憶が無くなります。準備はいいですね?」


駿「はい!」


シュッ


駿は別の空間に飛ばされた。駿の身体がだんだん小さくなっていく。


駿「あ、赤ちゃんになってんのか。」


駿「あ!俺のアレが!無くなっていってる…複雑な気持ちだなぁ…」


駿「あ、なんかいろんなことが思い出せなくなってきた… こうやって記憶が消えていくのあ、あ?」


駿「あ、あう、ああ、あう!?ああ、あぶ、あぶーーーー。」


駿は幼児化が進み喋れなくなったらしい

駿の身体が段々消えていく…!



今、この世に1人誕生した…

その命の名前は、、、、凛


------------------------------------------------------------------------



私は凛、女子中学生の14歳。今日自殺しようと思ってる。なんでかって?それはね、いじめられてるとかじゃないんだけど、自分って、みんなに迷惑ばっかりかけて、そのくせ、何も生み出せて無くて、みんな私を必要としてないって思ってるんだ。そんなことを考えちゃう自分をまた責めちゃうんだよね。私はビルのマンションに住んでるんだけど、そこの屋上から飛び降りようと思ってる。


ダッダッダッダ

凛が階段を登っていく。

凛「ふぅ…」

凛「ゴクッ」


凛は覚悟を決めた。


飛び降りた…


飛び降りようとしている下に誰かがいる。男のようだ。服からして通勤しているようだ。


凛「下に人がいる… もう間に合わない。私と当たる…」

凛「最期まで誰かに迷惑かけちゃうのか…」


凛は一瞬の間に感じた。


凛「あれ?あの人どっかで見たことあるような…通りすがりや友達、親戚じゃない、けど、確実に知ってる…!」




男「あ」





輪廻の車輪は回り続ける。

end

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ