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中二ポエム  作者: 九四山井耐排夢
うぇっひゃひゃひゃひゃひゃァ! シャレだよシャレぇ!
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Sick) ハンパないサイコ

頭の中に掃除機が

受信機と共に埋め込まれ

あの日起こった罵詈雑言から

言ってしまった悪口までが

頭の中を駆け巡る

今日女性を殺して逮捕された

あの陰気な男と自分とは

共犯じゃないかと冷や汗が


もうおしまいだ

逃げ場はない

この土地は汚染されている

放射脳だと?

バカ言うな

死人が祟っているんだぞ!

どこか

葬式が起こったことのない

そんな都道府県を知らんか?

まつらなければ、

まつらなければ…


昨日見たホラー映画に

都市伝説を語るサイトに

巡りあっては怯えている



主治医にいつも訴える

不眠症から

日中の

体起こせぬ

倦怠感

頭痛に加えて

ウトウトしたら

その日にあったことすらも

忘却の彼方

リセットされて



ハンパない

ハンパな狂人

今日も今日とて

自問自答



ipodで聞く

ポルカに合わせ

スキップすれば

運動音痴なこの体でも

少しは楽しくなってくる

あの倦怠感が来るまでは



最近安定していると

思った矢先に

前触れもなく

体が重く

横になり

リズムが狂い始めるのだ


油断してると

すぐやられ

鍛えようとて

続かない



道で出会った老人に

アッと驚くその時に

彼の後ろから睨む

歩道の脇の不動明王

「貴様は何をしているか?

 世のために何を為せるのか?」


幻覚だ!

幻覚だ!

いや錯覚だ!

錯覚だ!


答えはきっと思い込み




滅入る心と持ち前の

暗示容易く入る

性格に

それでもそれを錯覚と

思い込みだと

幻覚と

理解できているハンパもの

ハンパな狂人

ある意味で

自己完結できぬ

イカレ野郎

自分の世界にこもることすら

成功できぬハンパもの

唯我論を信じたくとも

肯定できぬハンパもの




ハンパな狂人

あと一歩

背中おされりゃ危ないゾ

いつか理性が崩壊し

呑まれた時がキケンカナ?

トウシツの恐ろしさってのは

「計画性」にあるもんだから



なまじ現実を理解できる奴が

一番恐ろしいってわけ


ハンパもの!

怒声と共に石を投げられ

ハンパもの!

怒声を上げて石投げる

磔にされた自分目掛けて

群衆の

頭上に立って石投げる


ハンパもの!

ハンパもの!…

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