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夏の稲妻
破局するってのは
俺の妄想
勝手に君を
恋多き女にするのさ
そうすりゃフラれたなんてのを
今まで引きずるはずもないだろ
別れた時のメールを保存して
頬杖ついて眺めてる
まるで
かさぶたを引き剥がすようにね
いつになったら忘れられるのか
いまだいまだに引っ張ってるのを
君が知ったら呆れるだろうさ
でも考えてもみな
否定されるのきつかったぜ
恋愛もテストみたいにさ
数こなしてたら忘れられたろうに
笑い飛ばせねえ思い出は
確かに「宝物」なのかもな
それ自体が指さして
今の俺を笑ってたとしても
弱り目に祟り目ってか
メンタルヤバいときの切り出し
まさに見事なタイミング
予想通りだろ
まだビョーキのままだよ
ビョーキが先か失恋が先か
ココロとカラダが伝えてくる
微妙な誤差をいちいち
疑うように生きるなんてね
きっとそっちはもう恋を
家族愛にして過ごすだろうさ
こっちのことは聞くなよ
最後の情けだぜ
気ままに恋ができるのは
学生のうち若いうち
年くって ステイタスが低い今
自由な恋すらままならねえ!