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わが青春の…
目を開けりゃ
知らない顔
散髪のあとはいつもそう
歩きながらにふと思う
隣で歩調あわせてくれた
君はもういないんだなと
懐かしき我が学び舎よ
授業サボって街へ出て
古本漁ったあの日々
自殺のための立体駐車
そんな高所を探したり
自分の居場所を探して
空いた教室で泣き出したりな
大した青春だぜまったく
ろくな薬もなかったし
いつものように空を飛ぶ
夢の中で低空飛行
力を抜いてもいつものようには
上手くいかずに重さに震える
イカれてるのを自覚して
鋭敏な感覚と直感を無視し
自分がおかしいと言い聞かせ続け
ついに耐えられない不安の中で
笑顔の花畑に一人怯え顔
そいつが俺の青春で
そいつで時が止まってる
羨ましいかよ?このざまが