表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
中二ポエム  作者: 九四山井耐排夢
「新規読者を取り込むアイデアを皆さん出してください」「部長、その前にネタ切れしそうです」
656/770

ヒットラー売ります

ロバート・ハリス「ヒットラー売ります」を参考、一部改変し引用した。

ハーケンクロイツ みせびらかして

髑髏のマークに手を掲げ

自分の名誉と忠誠を

悪の権化に売りやがる


「俺はネオナチではないし

ダチにはユダヤ人もいる

けれどもヒトラーはすげえ」と

ナチコレクターの実業家


一種のジャンルにすぎないわけさ

ナチスっていう亡霊は

「ナチズムと無縁の我々が

それを取り上げてるわけは

それが売れるとわかるから」


ベルリンフライト 炎上機

狼狽激怒の 我が総統

あれには私の命令が なんて

噂話が始まりの

「ヒトラーの日記」気分はインディ


ジャーナリズムが 我が名誉

誰も信じぬ 特ダネは

「専門店」の店主へと


彼自らが書き上げて

叩き汚した 戦後のノート

偽造のボルマン「保証書」と

ハーケンクロイツ ハンドメイドで

十万ドル越え 売上が


参考書もとに 書いたもの

予定をそのまま書き写し

知らぬ三者が驚愕し

「真偽以前に価値がない」


汚れたハーケンクロイツが

歴史の「未知」を装って

関わる皆を舞台へと

偉大な歴史に 押し上げる


ナチは売れるさ どこまでも

スクープ小出しにしたせいで

お粗末な出来に 踊らされ


ナチは売れるさ いつまでも

商業主義の 悲劇か喜劇か

所詮売り物である限り

似たり寄ったり 続くだろうさ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ