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ファースト・アベニュー
君はたぶん よくやっているほうさ
駄文との境界を反復横跳びで
地雷原でのタップダンスさ
知りもしない顔の階級章で
「上官」だという奴が来て
「悪い見本だ」と決めつけられて
狭く広いネットで笑いものさ
駄文との境界を行ったり来たりで
「もう見た」なんて言葉に振り回されて
オリジナリティにいつも疑問をもつのさ
僕らはたぶん よくやっているほうさ
オリジナリティを諦めて
レシピそのままで調理を変えて
批判降る暴言の爆撃を
傘で凌ごうとしてるのさ
それでも僕らはやめないわけさ
それでも僕らはやめられないのさ
いい加減筆を折ればいいのに
まるでジャンキーみたいにね
僕らはたぶん よくやっているほうさ
トラウマの地雷上にて 足踏み鳴らして
それでもたぶん 続けていくのさ
誰にも褒められないのにね
僕らは筆で地球を押すのさ
代わりばんこに踏みつけて
僕らは地球を押し続けるさ
認められてもなくともね…