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中二ポエム  作者: 九四山井耐排夢
「新規読者を取り込むアイデアを皆さん出してください」「部長、その前にネタ切れしそうです」
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自殺について


完璧超人の彼女が

殺してくれといってきた

くずみたいだったこの俺に

唯一できるましなこと


前途ある未来

自殺も希死もありえないなんて

周りは言いたい放題さ


死人にくちなしなんてねと

お決まりの文句 今不利に

たったひとつの善行も

ただの殺人と貶され


とても死にたがってるようには

ならばあんたはわかるのか?

自殺をする人間はいつも

思い詰めて死にそうな顔か?


お前が俺を知らないように

お前が一番よく知ってると言う

他人のことなんざわからねえのさ

自殺したいなんて思いそう簡単に

身内に言えるもんじゃなし


最後の偉大な一歩 ゆけぬなら

俺が一押ししてあげよう

自裁・自殺の伝道師


時には自殺を肯定しなきゃ

人様は生きていけねえよ

それを実行するかどうかは

そいつ次第となるのかね


死刑になりたきゃ一人で死ねと

言われるよりは自死をして

憐れまれる方がマシかね?

俺はマシだと思うけど


頭の中の何百回の

自殺の妄想 積み重ね

最後に跳ぶか 跳ばないか


自殺を止められなかった後悔

それより故人を惜しむだけ

それだけでいいと思いたい

命を懸けた我儘ゆえに


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