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終わり
テロの時代か過去への回帰か
銃撃と死が強烈に
決して好きではなかったし
支持もしてないヒトだけど
それでもこの形の最期は
頭がごちゃごちゃしたままで
パチンと何かが弾けて終わる
象徴的な肩書を
象徴するような事件
各国の弔い半ば聞き流し
何度も何度も考える
どのような意味があったのか
何が起きたと言えるのか
明日は昏い それだけが
突き付けられているようで
押し寄せる波の渦にひとつ
政治ならでは「利用」の意図が
各党 各国の言葉から
選挙で国民の声なぞ
届いたことなどないのに
政治に民意が反映される
そんな光景 見たことないのに
民主主義のはた
民意の反映
選挙結果を振り回す
いつもながらに反吐が出る
どんな人間でさえも
英雄になれる日が来たようで
自分は共感に欠けるのに
共感してもらおうとする
どうしようもないこの世の中で
傘をも捨ててさあ行こう
肩をすぼめて…