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Hate) I ugly too (you). (P)

書類の裏に手書きで書かれた

「面接会場」の文字を見ながら

窓の外から響いてくる

子供の声に耳を傾けた



ロレックスをいじるハゲデブの

「人事課長」の肩書を見ながら

頭の中で広がりつつある

殺戮に思いをはせていた




いっそこの場で立ち上がり

パイプ椅子なんか蹴飛ばして

机で隔てた向こう側で

ふんぞり返る奴を殺せたら?



その方が、世の中のために思えた

その方が、よっぽど楽しく思えた






「でも」や「しかし」を使うなと

学生にダメ出しをする

阿漕な就職課の連中を

窓から突き落とす夢を見た



表面上は礼儀正しく

こちらを値踏みする視線

口先だけのお祈りをする

あるべき「オトナ」を垣間見た






こんな奴らを殺したい

こんな奴らを殺したい

スーツの下に隠された

下品な本性を暴きたい



「オトナ」に言われるがままに

ミドリ色だった髪を染め

オトナの前ではハキハキと

友達の前ではグチってるような




こんな奴らを殺したい

こんな奴らを殺したい

スーツ・化粧で取り繕った

上品なペルソナを壊せたら






アナーキー

そうさ

アナーキー

どうしようもないこの世の中で


アナーキー

そうさ

アナーキー

馴染みたいなら二つに一つ


誰かを殺すか

自分を殺すか


醜いことには変わりない


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