表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
中二ポエム  作者: 九四山井耐排夢
新人じゃねえし。新人賞に落ちまくってるもん。
597/770

生きることとは苦なのだと

かつて宗教家のいう言葉

彼のスケールからすれば

せせこましいか 我らが日々は


生活費のため働き続け

小銭を数える姿は果たして

お釈迦様のいう「苦」だろうか?



苔むす石にせせらぎと

流れ落つる清水 指でなぞりて

裸足で歩くその矢先

藻や水垢にからめとられて

ずるりと滑る 浮遊感


滑落していくこの頃に

崖掴まる自分 幻視し

ずるずる滑る へどろにまみれ

滴る血もまたグラデーション



血の通った生を、という言葉

字面で受けて 手首切り

血潮の赤に惹かれてる

そんなバカげた日々 続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ