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ブルーカラー
労働資本はいつもカラダで
美人はモデルになればいい
イケメンは俳優になればいい
ホワイトカラーも
ブルーカラーも
働くために体を使う
それがこなせぬのならば
最後の避難口にはまさに
体を資本に性を売る
けれども現実はいつも
ブルーカラーはバカにされ
性を売ってる彼女らは
蔑視にいつも晒されて
そんな肉体資本の極致
肉体蔑視のその割に
当たり前のように見下され
当たり前のようにバカにされ
そのくせ当然顔の利用者は
いつも高みの見物で
肉体労働蔑視者の
性根のほうが腐ってる
そう思うのは俺だけか
ホワイトカラーの支配者面に
耐えうる人々の心のほうが
「清々しい」という幻想を
拭いきれないオレがいる




