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中二ポエム  作者: 九四山井耐排夢
まわれ、みぎ
376/770

その時にしかできぬこと

時々みちまう夢なのさ

大学卒業後の自分

あれだけ嫌った高校に

再び乗り込む姿をな


やり直したいという気持ち?

やり残したという気持ち?

塾にも同時に通いつつ

頭悩ませる俺がいる


時に教師に反論し

時に教師に突っかかり

「キチガイ」寛解した後の

「失うもの」ない己の願望


夢の中でしかなし得ない

夢の中でしか果たせない

保険ありきの自慰行為


もし高校の時分なら

もし高校の自分なら

あの時に戻ることがあるなら

多分教師を殺すはず


でき損ないとバカにされ

言い返すこともできぬまま

麻痺した頭で唯々諾々と

受け入れた自分が恥だから


キチガイだなんて言われてなおも

なにもできずにいたために

乗り越えるべき「過去」ってか

さながら一種のセラピーさ


 

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