表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
中二ポエム  作者: 九四山井耐排夢
頭に蜘蛛の巣張っている
341/770

お互い中古じゃ意味がない

お互い中古じゃ価値がない

などと言い合いながら行く

過去の亡霊と共に


ばか騒ぎした青春は

躁状態の黒歴史

そんなかつてのクラスメイトと

霧のなかを今車を走らせ


昔のような冗談で

昔のように笑いあい

当たり前のようにラブホに入る

夢独特の狂気の光景


今がフリーか尋ねれば

既に家庭を持っていて

現実もそうと思い出す

ラブホのシーツ無意識に握る

現実では今煎餅布団


お互い自由がなくなった

呟いたならうなずいて

彼女が呟く冒頭の

「お互い中古じゃ価値がない」


結婚ラッシュを耳にする

同期らが作る新たな家庭

互いに選び選ばれて

置いていかれる孤独のなかで

一人呟く似た言葉

「過去の栄誉じゃ意味がない」



男は女を孕ませたがる

独占欲と所有欲

その後生まれてきた者に

どれだけ愛情注げるか?



出産強いられる女性

シングルマザーとなったなら

再婚の枷は己の子

「お互い中古じゃ価値がない」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ