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Book) 有島武郎がいたならば

もしもこの世にあの人が

有島武郎がいたのなら

この世の介護現場について

いったいどんな考えを

抱き、発言するのやら



小さきもののエネルギー

認知が低下した高齢者に

罵倒されたり罵られたり

だんだん生気が失われ

死にゆく者のためだけに

今日も今日とて働く現場


年々増える高齢者

それを賄う若者の

バランス崩壊

行きつく先は

活力のない日本社会



緩やかに

衰退していくこの国で

今こそやるか?

姥捨てを

去りゆくものに向けられる

エネルギーを今未来へと

つないで生きていくために



「老人介護」の根底に

流れているのは年寄りの

経験、知恵にあやかろうとする

はるか昔の儒教の流れ

けれども今の老人に

それに伴う品位と思想を

どこまで持っているのやら



有島武郎がいたのなら

今の現状なんとする?

有島武郎がいたのなら

いったいどんな声を上げるか

できることなら聞いてみたい



有島武郎が

あの人が!

有島武郎がいたならば!

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