Hate) 戦争やるなら皆でやれ
原爆の
怖さってやつは
自分の身に降りかからない限りは
理解できるはずもない
核保有国は
今一度
自分の国の都市を選んで
一つばかり投下してみりゃ
初めて怖さを理解できるだろ
はるばる日本へ訪れて
原爆資料館でフラッシュ焚いて
それで何を学んだと言える?
冷戦時代のSFで
たびたび起こった核戦争
「地球を何度も破壊できる」と
言われ続けたものだけど
世界大戦はないけれど
紛争自体は終わりを見せぬ
民族紛争の影で
暗躍している大国の
影響力を伸ばそうと
画策している見苦しさ
どうせやるなら
全員が
戦争の土俵に立てばいい
みんなで仲良く核発射して
滅んでしまえ
人類が
半ば死んでる連中を
「生きろ生きろ」と怒鳴り続けて
延命装置で生かし続ける
この人類に終止符を
すべてが滅べば
それでよし
焼け野原の中で新たな
命が芽生えりゃ
それでよし
曖昧なまま流れに乗って
無責任なまま暮らすのは
「生きている」とは思えない
「時代が進めば進むほど
よりよき時代がやってくる」
かつて信じた哲学者
連中今じゃ墓の下
今もなお理性の素晴らしさとやらを
メシアや預言者どもと一緒に
テンゴクで広めているのかな
「戦争はダメ」というやつに
理由を聞いても薄っぺらいような
答えだけしか返ってこない
「大丈夫、今は機械があるさ
戦闘員も非戦闘員も
まとめて核で殺してくれるよ」
総力戦というやつは
必ず国民を巻き込むのだから
「戦争も
皆で死ねば
怖くない」
勝者のいない戦争を!
敗者ばかりの戦争を!
死体だらけの戦争を!
廃墟だらけの戦争を!
地球を死滅した星へ!
元に戻らぬ位にまでに
環境問題核で汚染せよ
一糸乱れぬ墓石を並べ
せせこましくも
狡猾に
立ち回ろうとするやつを
皆まとめて殺してしまえ
どうせこんな世の中じゃ
「ホンモノ」なんて死んだんだから