生きる意味
間違いだらけの世の中に
答えすらない世の中に
だからこそ通るこの説法
「生まれてきたのが一番の不幸」
誰も否定はできないし
誰も拒絶は許されない
精々否定するがいい
「何のために生まれるのか」を
答えられないバカどもが
精々攻撃すればいい
「どのようにして生きるのか」
教えられない偽善者が
望みもせずに生まれ落ち
祝福と共に迎えられ
新たな労働力とみなされ
未熟な自我に教育という
洗脳を既に始めてる
ポジティブであることだけを
教えて考えさせようと
必死になるのは親だけど
社会の秩序を乱さぬことを
教えて考えさぬよう
必死になるのが教師たち
一歩間違えりゃ管理不足と
一歩間違えば狂人と
ビクビクしながら暮らしてる
「間違っている」と声上げる
それを許さぬ秩序たち
「誰もが通ってきた道」と
猫撫で声で言ってみて
「甘えるな」なんて一喝で
委縮させては話題をそらし
人生に
成功モデルはないけれど
「これさえやれば普通に暮らせる」
そんな道のり示しては
高校大学社会人
長々続く「やらねばならぬ」に
追い立てる日々がまた始まって
生きるのは「義務」で「作業」になって
逆にどんなに望んでも
人生モデルを阻むため
立ちふさがるのが後天的な
事故や疾患という障害
陥ったなら同情のフリで
笑顔と共に島流し
日々の暮らしは変化して
技術革新起これども
歳月流れて積み重なれば
目を覆いたくなる問題と
苦しくなっていく生活
早く生まれたものが勝ち
後の世代に負債を作って
素知らぬ顔でおっ死んで
国葬と共にサヨウナラ
仮にゲームであるならば
リセマラ必須なこの世界
SSRの家庭なら
安定人生待っている
義務と作業に縛られて
社会生活に縛られて
生きてくために嫌なことばかり
押し付けられる人生を
一体どうして賛美する?
一体どんな価値がある?
自然の美しさを挙げるなら
「そんな余暇が社会人に?」と
生命誕生の神秘語るなら
「生まれりゃ誰でもいいんだろ」と
だからと言って他人サマ
たとえ嫌いな奴ですら
殺してみたいとは思わないけど
いずれあの世に行ったとき
「意味ある生を送ったか?」
そんな質問されたなら
「死にも意味やらあるのか?」と
訊き返してみたらどうだろう
生に意味があるならば
対極の死にも意味がなければ
「意味ある生」という幻想も
呆気なく消えて後に残るは
「生という名の無駄な作業」
「生という名の徒労」という
目をそらしたい現実だけ




