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偽物
ネット小説が
どこか寂しく見えるのは
すでに出来上がったコンテンツを
消費しているにすぎないから
貧乏人のリサイクル
貧乏性が悲しい芸術
予算もなければ人もない
貯蓄を使う寂しさよ
ファン創作が
どこか寂しく見えるのは
オリジナルを
越えようとしないから
貧乏臭いファンアート
越えられない壁が
どんどん低くなっていく
悲しき芸術
先無き芸術
誤魔化しきれない
臭い嘘
思考の深みは
どこから来るの?
先祖に顔向けできるよう
手習いに読んでみるけれど
理解ができないまま終わる