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許してください、ぶたないで
いつの間にやら嫌われて
いつの間にやら傷つけて
いつの間にやら孤立した
謝罪をしてもわからない
いつどのときに傷つけた?
謝罪をしてもわからない
なぜどうなって傷ついた?
無意識のうちに踏んづけた
無意識のうちに傷つけた
無意識のうちに嫌われることを
ワタシはやっているらしい
嫌われるのは得意じゃない
文句を言われることだって
たった一人の非難の言葉が
百人分に聞こえてくる
誰も嫌われたくはない
皆傷つくことを恐れる
けれどワタシは望んでる
他人のへまを見つけたら
それをあげつらい
批判という名で
傷つけることを楽しむことを