倫理と論理
自分が惹かれる言葉とは
倫理的であるかではなく
論理的であるかどうかで
現実と解離していない物
世の中偽善にあふれてる
本音と建前なんて言葉で
上品に繕ってはいるが
言葉のウラを読めなんて
言った当人が口にするなと
平和は理想
努力は理想
その「理想」ってのを抜きにして
あたかも「真実」であるかのように
押し付けるから破綻する
「誰も殺されたくはないから
殺してはいけない」のなら
「死んでもいい」と思うなら
殺したっていいわけで
「夢は必ずかなう」なら
貧困の中に生きる人間は
「苦しむこと」こそ夢なのか?
答えの出ない問題は
ポジティブに捉える方が楽だけど
「物事を多角的に捉える」ってのは
国が欲しがる科学者たちの
大事な根っこじゃないのかね?
倫理は二の次
己が納得できる言葉を
探して欲して改めて
「けれども自分の考えは
他人と同じとは限らない」なんて
討論会の大前提を
尊重すればいいだけのこと
「これが正しい」なんて押し付けるのは
タダの擦り込みだからこそ
化石となったペラペラの
非合理的な結論を
「信じたいから踏み抜く」と
矛盾に耐えられぬ「殉教者ら」を
今もなお生み出しちまうわけ
考える機会ってやつ
奪っているのに気づいてる?