表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋話  作者: 華野 花音
2/3

きっかけのお話し。2

 そう。私、大の男嫌い。

 話し返すのでさえ約1年分の勇気がいる。

 話しかけるなんてもってのほか。

 だから“6年前の私、よく頑張ったー”なんてよく心の中で唱えている。

「絶対にいやだ!」

「じゃあ何で谷本くんはいいのよ?」

「いいのは真だけなのー!」

 谷本 真(たにもと まこと)

 私のお兄ちゃん…でないけど、物心ついた時から一緒に居る1つ年上の幼なじみ。

 私が男嫌いになる前から一緒にいたのは真と真の両親だけ。

「でも、信用してるのは、葎と真だけだよ?」

「へぇー。それは嬉しい話だ。」

 言ったのは葎…だったら良かったのだが、生憎違って…

 お・と・こ・の・こ・え・!

「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!りつぅぅぅぅぅ!」

 私が葎の背中にしがみつくのは男子に声を掛けられて3秒以内にする癖であり、昔は真にしがみついていたワケです!

 全ては男子が悪いんです!

「亜空。落ち着いて…谷本君よ?」

 は?

 恐る恐る背中から剥がれてみると、そこにはニコニコしながら手を振っている真の姿があった。

 けど、さっきの声は彼の声とは違った何時もの()()イケボはどこに行った!

「いやぁ、ごめん。実は朝から風邪気味でさ、何時もの声が出せないんだ。」

「風邪気味なのに、何できたのよ…」

 葎…私も同じ事思った。

「大丈夫。すぐ治すから!それよりも、亜空。お願いがあるんだ。」

 …ん?まてよ、

「おねがい?」

 なんだかすっごくイヤナヨカンガ…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ