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恋話  作者: 華野 花音
1/3

きっかけのお話し。1

「ねぇ、亜空ってさ、好きな子いないの?」

「…え!?」

 思わず聞き返してしまうのも意味がない。

 私、北崎 亜空(きたざき あくう)

 桃ノヶ丘中学校に通っていて、今日から2年生!

 今、へんなことをきいてきたのが親友の岡口 葎(おかぐち りつ)

 とっても明るくて、みんなに“りっちゃん”って呼ばれてるし、運動神経も、頭も良くてモッテモテ!

 よく告白されているんだけど、男子が泣いて帰って来る姿しか見たことがない。

 だから勇気を出して1回聞いてみたの。どうして泣いているの?って、

 そしたらその男子

「りっちゃん、告白したら興味無いって…今後1回でもこの話したら友達辞めるって…」

男子はわんわん泣いていた。

(うん。聞こえづらい。)

つまり、葎は恋に全く興味が無いということ。

それなのに、なぜこんなことを聞いて来たのかが分からない。

まぁ、それを聞いたのが小1の頃。もう7年も経ったし、葎も変わったのかも。

「おーい!亜空?生きてる…か。」

「え?…何?」

昔の事を思い出していたらいつも声をかけてくれる葎。

私、1人の世界に入ったら、自力では戻れなくなる。

だからとってもありがたいんだ!

「だーかーらー、好きな子はいないのか?って話し。忘れたの?」

あっ、そうだった!

けど、その答えはいいものとはいえない。

しかも、あの話だったら葎だって知ってるはず。

「知っているでしょ?好きな子もいなければ彼氏もいない。作る気もない。」

私の言葉を聞くと、呆れた顔をして言ってきた。

「そろそろ直そうよ…」














ーその男嫌いー


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