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テンプレ多発のメインヒロイン



第一章 「世界は恋で出来ていない。」


昨日、俺は好きだった先生に告白した...

でもこのご時世...生徒と教師の恋愛など成立するわけもなくもちろん低調にお断りされた。

そして今日...僕、持木哲也は憂鬱な朝を迎えているのである。

いつもの通学路、今日はお母さんが熱でお弁当がなく、コンビニエンスストアに立ち寄った。

普段は立ち寄らなかった為か、なぜか少し気分がいい。対して食べたいものもなかったのでとりあえず...

おにぎりコーナーに行ってみる、すると後ろからほんのりいい香りが漂う。女性のいいかおりだ。ついついそっちに気が行ってしまう、ふと我に返るとブロンドショートの美少女が不思議そうにこちらを見ていた。その時僕は願ってしまった...この子が彼女ならいいなと...その瞬間広大な大海原がフラッシュバックした。それからのことは深くは覚えてはいないがすごく興奮して倒れたのだろう、気づけばどこかの家のベットに横たわっていた。「何かいつもと違う」そう思った矢先、彼女が現れた。彼女は心配そうな顔をして「大丈夫?」そう一言ささやいた。僕はとっさに「かわいい・・・」と答えてしまった。

彼女は赤くなったまま固まっている、これはまずいと思いすぐに話題をすり替える。

「そ、そういえば君の名前は?」我ながら適当な話題転換である...「 はるのです...麦野はるのです。」と彼女は答えた。「はるのさん!それではるのさん、ここは・・・?」こんなテンプレのような切り返し、さすがにつらい...「ここは私の家です。」彼女はまだほほを赤くしたまま恥ずかしそうに言った。

ですよねぇ...あまりにもその通りすぎて何もことばにできなかった。こっちがいろいろな意味で恥ずかしくなりテンプレにはテンプレと言わんばかりに「なぜはるのさんの家に?!」と話を進める。案の定、テンプレにはテンプレで帰ってくる「あなたがコンビニで私を見つめて倒れたから...」うん知ってた。我ながらダサい...でもおかげで初めて女の子の部屋に入ることができた。これはこれで...「あの~、あなたの名前は...?」oh...普通に気が付かなかった、名乗らせたら名乗らないと...「持木哲也です!」古風な名前だ。両親は堅物なのでこの名前も納得だ。「持木さんですか、下の名前でお呼びしてもいいですか?」ハイもちろんと言いたいところだが...「僕たち友達でもないのに...ちょっと恥ずかしいです...」何故か反射的にマジレスしてしまった...成績は良くはないがそれなりに頭が切れるとは思う、でもそこでそんなにフル回転させてツッコミみたいな返答しなくても良かったと考えたがもう遅い。少し気不味いムードになったあとはるのの琥珀のような目が残念そうにこっちを見つめる。これはまずいと悟る、哲也は「じゃああだ名で呼んでください! 」と生まれて一度もつけられたことの無いであろうあだ名呼びを提案した。

誰が聞いても分かるように説明不足だそれは本人も自覚している。もちろんあだ名など自分では考えないので例えばと言われても例えが無い。皮肉なものだ。心の中で厨二要素の混じった決め台詞を述べつつはるのの反応を確認する。「例えば...てつくんとか...」テンプレに少し毛が生えたような返しだった。少しほっとしたが流石にそこで安心するのは戦場で敵を一人殺してその場で大声をあげることと同じだ。ただ一つの壁を破っただけなのだから。要するにこのあだ名は可愛いあだ名だが幼稚っぽいあだ名がまたはるのらしいあだ名だ。という事だ個人的には200点なのだが、流石にこれを外で呼ばれるのは恥ずかしいけどここで断れば『じゃあなんとお呼びすれば?』と返答されるに違いない。ここは男として腹を括るしかない!哲也は答えを出して自慢気に「はるのさんらしいあだ名ですね!嬉しいです!」と戦闘後の主人公のセリフのような迷言を発した「ありがとうごじゃいます。じゃあ私のこともあだ名で呼んでください。」少しつっこみそうになったが話をすすめる。もちろんあだ名なんて付けられたこともないが付けたことも無い訳で自信なんて無いに等しい「んー、はるのさんは春生まれ何ですか?」参考程度に聞いてみる「はい。4月2日生まれです。」じゃあやっぱり”はる”は残すべきか...「じゃあはるさんで」ああなんというブーメラン発言なんだ...「ふふふ...いいあだ名ですね。」自分でつけたとはいえ自信がないあだ名を褒められるというのはさすがに恥ずかしい。ん?そういえば少しはるのさんの様子がおかしいような...なんだかやけに色っぽいというか...なんだかものすごく...はるのは顔をとろりとさせながらその桃色の唇を開く。「てつくん...///」その一言で哲也の心にミサイルでも直撃したのかというような衝撃が走る。あまりの色っぽさにしばらく放心状態に陥ってしまった


 

中途半端ですいません急ぎ仕上げます

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