平凡男子と入学式
初めての投稿です。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでくださると嬉しいです。
「現在、宇宙には88個の星座があるとされています。その中から今回紹介するのは…」
テレビからそんな言葉が流れてくる。
なんでも「一万年に一度」と言われている星座に関する現象が近々起きるらしい。その現象に乗っかったテレビの特集を最近よく観る。
「星座ねぇ…興味ねぇな…」
ーーー数日後ーーー
朝起きて、携帯を付ける。光る画面が目に眩しい。
隕石落下。
「いや、おかしいだろ」
詳細を知りたかった俺はテレビの電源付けて、映し出される画面をまじまじと見つめた。
どうやら隕石とやらは一般の人が思うバカでかいものではなく、小石程度のものらしい。
一安心しながらパンを口に頬張り、食べ終わったあと洗顔、着替え、と出掛ける準備を終わらせてゆく。
そう、時計が1時間ズレていたとは知らずに…
今日は待ちに待った操術学園の入学式なのである。
この操術学園は魔術、剣術などなど様々な「術」を学ぶことができ、それを操る事を目的とした学校なのだ。
まぁ俺は別に「術」とやらを学びたいわけじゃなく、単純に家から近いからこの学校選んだだけなんだけどな。
小石を蹴りながら桜の散る真新しい通学路を歩く。
暖かい風が心地よい。
と、ここで周りに誰1人同じ学園の生徒が居ないことに気づき、道を確認しようと携帯を付けた。
表示された時刻は 9時30分
入学式の開始時刻は 8時30分
入学早々盛大な遅刻をしたのだった。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!
こうした方がいいよ、などご意見、感想遠慮なくください。お待ちしております!