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プロローグ

初投稿となります。松下 慧 です。

気がつけば妹系のラノベばかり集めていたという紳士ですが、よろしくお願いします。

ちなみに脳内妹は2人

春、ほとんどの学生諸君は心踊る愉快で素敵な季節。新しい出会いがあり、また同じ「仲間」と頑張ろう!という気持ちになるだろう。

『ほとんど』は………


僕、市川春希はその『ほとんど』の人になれなかったようで、憂鬱げに負のオーラを放ちながら歩いていた。理由は聞かないで欲しい。泣いちゃうから。

「どうしてこんなことに…。」

僕はぽつりと呟いた。まただ、どうしてもこんな愚痴をこぼしてしまう。そして、こんな愚痴をこぼしてしまうようになった自分が堪らなく惨めだ。


えぇい、そんな考えはやめだ!もっとこう、楽しいこと考えよう!楽しいこと…楽しいこと…楽しいこと…

「ふぅ………何も…思いつかないな…」

マズイ、予想以上に僕の心は重症らしい。

もっとも、去年までの僕に楽しい思い出なんて無かったのだから、仕方ないと言えば仕方ないのだが。ま、それも過ぎた話。今年からは思う存分、学園生活を楽しもう。うん、そうしよう。新しい生活にもきっとすぐ慣れるさ‼︎


そんな僕の決意はわずか5分後に打ち砕かれるとは、やはり現実ってやつはまったく容赦がないね!

僕はとある高校の校門前に立っている。

そう、僕が残りの学園生活を送ることとなった『私立 椛ヶ丘学園』の校門である。

が、ここで一つ言わせて欲しい。

「……門、大き過ぎないかな?」

なんというか、うん。ぶっちゃけ、お金使うところ間違えてない?バカみたいに大きな門、どこかの庭園にありそうな立派な花壇、一体何人通ってるんだよって感じの校舎など。

確かに良家のお嬢様だとか、大企業の御曹司とかも通ってるらしいけどさ。

ちょっとお金に余裕があるだけの、凡人の僕からするとかなり気後れしてしまう。

「あー帰りたいなー。」

だらけた口調で僕はまたも呟いた。

先ほどまでのやる気なんてどっかいってしまった。カムバック!僕のやる気!

「まぁ、編入試験受けちゃったし受かっちゃったからなぁ。そんなことも言ってられないか。」編入はもう決まってるもんなー。

もうどうにでもなってしまえ。

半ば投げやりに門を開け、校舎へと一歩踏み出した。その瞬間

「遅刻ですよ!もう!」と声が聞こえてきた

誰だッ!僕の事か!?まぁ僕以外に人が見当たらないから絶対に僕のことなんだけどね!

ん?でもこの声、どこかで聞いたな……

えぇと、確かー

「ちょ、ちょっと兄さんですよね?」

あーうん、思い出した。完全に思い出した。

門をくぐってすぐ、丁度僕の死角になるところにその声の主がいた。

「おう、久しぶりだね、雪菜。」

すっかり忘れていたな、危ない危ない。

「今、私の事忘れてませんでした?」

こ、こいつなんて勘してやがる!エスパーか!?

「い、いやぁ、忘れるわけないだろ家族なんだから。」

「むぅ〜なんだか釈然としませんが、そういう事にしておきましょう。お久しぶりです兄さん。」

「うん久しぶり。元気だった?」

「はい!それはもう元気ですよ!兄さんはお元気でしたか?」

「ははは、見てのとおりだよ。」

「お元気そうですね!」

どうしたら死んだ魚みたいな目をしてる奴が元気そうにみえるんだよ。

ツッコミたい気持ちを全力で抑えながらふと時計を見て疑問に思った。

今は9:45分、通常なら授業中なのだが、なんでこいつがここに?

「えぇと、雪菜?なんでここにいるの?」

素直に聞いてみた。

「なんでって兄さんが今日編入してくると聞いてお迎えに…。」

ふむ、僕を迎えにね。…なんで?

確かに雪菜はこの学園に通ってるから学園にいることはおかしくない。そこはあってるんだ。だけどなぜ妹が?

「じゃあ雪菜、質問を変えるね。なんで雪菜が迎えに来たの?授業中じゃない?」普通は自分で事務室とか職員室までいくんじゃないのかな。

「迎えに来た理由ですか?それはですねぇ私が生徒会長を勤めているからです!あと特別に許可を得ているので授業は大丈夫ですよ!」

……え?

こうして僕の騒がしいドタバタ生活は始まってしまったのであった。







どうも、初投稿となる松下 慧 と申します。

今回、僕が書かせてもらうのは自分の「理想のラブコメ」です。自己中心なのは自覚しています。すみません。

ですが、このの作品が大コケすると次回作は「ちょっとよくわからないファンタジー系のなにか」を書くかもしれません。

……それはそれで素敵かもしれませんね。


ちなみに登場キャラの名前は辞書を使ってみました。なかなかいい名前が付けられたと満足しています。


というわけで僕の初めての執筆です。

至らない点があるかもしれませんが、日々、精進して参りますので、どうかよろしくお願いします。

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