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僕は彼女と平穏な日々を
「ねぇ、生まれ変わったら何になりたい?」
「う~ん…」
「僕はね、猫か、モズになりたいと思うんだ。」
「モズ?猫はわかるけど、モズって何?」
「鳥だよ。早贄とかする奴」
「あぁ!あいつ!なんで?あいつグロいじゃん!」
「見た目が可愛いのと、早贄の理由がわかってないいっていう、神秘的なとこかな?」
「おんなじ、鳥ならペンギンになりたい!」
「え?」
「ちょ!なんで引くのよ!」
「だってあいつら、海に戻る時に嫌な奴を海に落としてアシカとかに食われないのを確認してから戻るんだよ?」
「なんでそんなこと知ってんのよ!動物園での楽しみが減ったでしょ!」
そう言って、僕の彼女は持っていた通学用の手持ちバックを振り回す。
「ははは、ごめんごめん!」
僕は通学路を走って逃げる。
「逃げるなー!」
と言って僕の彼女は追ってくる。そして運命の時は訪れた。
青い空に吸われるようにして、彼女は発作を起こして連れ去られてしまったのだ。