ヘイワナセカイ
プロローグですかね?
またかよッ‼
はい、またしてもです。すみませんm(_ _)m
でも次から、次からは本編しますからッ!
本当ですからッ‼
平和な世界でだって、
ヒーローに成りたいと思う時がある。
例えば、
突然家の中に押しかけてきた
意味のわからん男に、
家族全員が射殺される。
外に行っていた自分は、
そのことを知らずに、
家に帰れば、そこには
あたりまえの笑顔で迎えてくれる人達と、
あたりまえの温かい食事があり、
辛くなって愚痴をいえば、
あたりまえに笑って励ましてくれて、
悲しくて泣いていれば、
あたりまえに抱きしめてくれて、
寂しくてうずくまってたら、
あたりまえに寄り添ってくれて、
そんな家族が、あたりまえな日常が、
待っててくれると思ってた。
でも、
全員死んでた。
汚く散らかされたリビングの真ん中に、
真赤に染まったカーペットの上に、
まるでゴミの様に横たわった
母さん、父さん、妹………。
俺が、まだ小学生の頃の話しだ。
あれから五年間、
俺は自分の無力を呪い続けた。
自分の無力を呪い、
(もっと力があれば………。)
と、思わずにはいられなかった。
そんなある日のことだった………。
聞かれたんだ、
【英雄に成りたいか?】って。
世界は平和だ。
ヒーローなんていらない。
そんな理屈解ってるけどさ、
でも、
全部が全部、平和な訳じゃ無いんだよな。
今まさに、大切な人を奪われて、
ココロの底から泣いてる人がいるだろう。
今まさに、他者の意思で武器を取り、
殺し合い泣く人達がいるだろう。
今まさに、一度も笑えずに、
死に逝く人がいるだろう。
こんな世界で平和かよ?
こんな世界に、ヒーローは要らないか?
否、ヒーローは要る。
その昔、英雄になった男がいたそうだ。
その男の、英雄であるという事実が、
平和である世界に影響を及ぼした。
光あれば影がある。
結果、世界は崩壊寸前、
人々は苦しみの中、何とか生き延びた。
それから、ヒーローに成ることは、
この世界で最大の禁忌となった。
だけど俺は、
この世界と苦しむ人々とを天秤にかけて、
どちらかを選べる程、正義に徹せない。
たとえ、世界のバランスが崩れようと、
ここには、ヒーローが必要なんだ。
全てを救える、全てを守れる、
そんなヒーローが必要なんだ。
だから、だから俺に力をくれ。
俺を……
『英雄に、してくれッ‼』
【『Yes』に準ずる回答を確認。】
【峩河 迅に、】
【ヒーローコードを適用します。】
【………適用確認。】
【今日から貴方は英雄です。】
こうして俺、峩河迅は、
平和な世界のヒーローになった。
次は本編、
次こそは本編書きます、ほんとです。
一日一回更新という、密かな目標が
まさかの初回から撃沈……。
申し訳ない……。