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神に賢者の知識と更にチート貰って異世界転生した。賢者の知識で普通に地球に戻れるんですが?  作者: だい


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第15話:王の制裁!そして、港湾国リーベラへ

フロンティアのチートビル跡地。


ダイキチを含む四人が王都へ向かうため、その場で立ち止まると、すぐにその力が振るわれた。


王都から派遣されていた騎士団は、抵抗の暇もなく土魔法で地面に固められ、役人たちはダイキチの転移魔法によって、瞬時に王城の真上、百メートルの空へと送り込まれる。


彼らが転移させられた場所は、国の最高権威である王城の上空であった。


王城の上空に突如として現れた役人たちは、驚愕と絶望の悲鳴を上げながら落下していった。

百メートルの高さから王城の硬い庭園や石畳に叩きつけられた彼らは、肉塊となって即死する。


この凄惨な光景は、王城内に大きな混乱と恐怖を引き起こした。


この騒乱の直後、ダイキチたちは転移によって王城の敷地へ飛び、玉座を目指して歩いていく。


「ガンド、遊びすぎないでくれよ。王様に直接会って、話をするだけなんだから」


ダイキチは飄々とした調子で指示を出したが、ガンドの目に浮かぶのは、主人への忠誠心からくる冷酷な光だ。


「御意。雑音は全て排除いたしますぞ」


王城内部から次々と押し寄せる騎士団は、ガンドの繰り出す忍術と、ミリアの剣術、シーナの魔法でまるで紙切れのように無力化されていく。


分厚い土壁を瞬時に出す土遁の術、視界を奪う幻術、そして見たことのない地球の兵器のコピーなど、彼らが持つ圧倒的な力は、この国の軍事力を遥かに凌駕していた。


王城の廊下は、悲鳴と金属のぶつかり合う音が響き、その混乱の渦を、ダイキチは悠々と進んでいく。


彼の目的は、この国への怒りではなく、「俺たちの邪魔をした者への、最高に面白い罰」を与えることにあった。


ダイキチはついに、国王と主要な貴族たちが集まる玉座の間へと辿り着いた。


護衛たちはすでに廊下で無力化され、玉座の間に残されたのは、恐怖に顔を歪ませた国王と、震える貴族たちのみであった。


「……何者だ! 衛兵! 誰かこの不届き者を捕らえよ!」国王は震えながらも、最後の権威を振り絞ろうと声を荒げた。


ダイキチは玉座の前まで進むと、その場に地球産の最高級ウィングバックチェアを出して座った。


「俺か? 俺はただの雑貨屋だよ。俺の仲間を『国の資産』だなんて、笑える事を言われた雑貨屋だ。」


国王は怒りに顔を真っ赤にしたが、廊下から聞こえる絶叫と、目の前の男の常軌を逸した軽快さに、言葉を失った。


「これは侮辱だと思うか?違うね。断罪だ」


ダイキチは立ち上がり、国王の目の前に歩み寄った。


「お前が誰を相手にしたか教えてやる。まず、お前たちの命はもう俺の手の中にある。そして富も、な」


ダイキチは手をかざした。


次の瞬間、国王が身につけていた豪華な装飾品、そして玉座の間の壁に掛けられていた金細工や宝石が、ダイキチの持つ『アイテムボックス』の中へと次々と吸い込まれていった。


「ワアアアア!」


王は、財宝が目の前で文字通り消えていくという現実的な制裁に、物理的な痛み以上の絶叫を上げた。


「これが、俺を舐めた代償だ。今頃は宝物庫も空っぽだろうさ」


国王は、自らの権威と富が目の前で崩壊していくのを見て、ついに玉座から崩れ落ちた。

貴族たちは、ダイキチの怒りに触れぬよう声を殺している。


「なあ、『 災厄の賢者』って知ってるか?」


「あ、あれは死んだはずだ、魔術師ギルド長が言っていた。」


「確かに死んださ。でも知識は俺が吸い取った。今は俺が『 災厄』だ。お前はそんな俺にケンカ売ったのさ。」


ダイキチは、屈服した国王に冷酷な最終要求を突きつけた。


「いいか、もう一度だけ、お前たちに王として命令する権利を与えてやる。その代わり、俺の要求を全て呑むんだ」


ダイキチは、紙に書かれた要求書を国王の目の前に突きつけた。


「一、俺たちの全ての事業と、従業員の国外移送を即時承認し、正式な外交文書として発布せよ」


「二、フロンティアに残っている俺たちのバス二台に、お前たちの騎士団をつけ、国境までの完全な護衛を命じよ」


「三、今後、俺たちが関わる全ての国、特にリーベラ王国に対し、一切の干渉を禁じ、友好国として扱え。もし破れば、次はお前が王城の上空に転移する番だ」


国王は、もはや抵抗する気力もなく、ペンを震わせながら要求に署名するしかなかった。

ダイキチは、その書類を手に取ると、満足げに頷いた。


「よし、これで取引成立だ。約束通り、命だけは助けてやるよ。せいぜい、貧しくなった国を眺めながら、残りの人生を楽しむんだな」


こうして、四人による王都制圧と制裁は完了した。

彼らは転移によって悠々とフロンティアへと戻った。


フロンティアでは、戻ったダイキチの指示により、バスが出発の準備を整えた。


そして、土魔法から解放され、王都からの命令を受けた騎士団が、恐怖で顔を引き攣らせながらも、かつて逮捕しようとした従業員たちを、まるで神の使いを運ぶかのように丁重に護衛するしかなかった。


従業員たちはバスに乗り込み、安全な護衛のもと、港湾国リーベラへと旅立った。


数日後。


リーベラ王国の海辺に立つ、移転してきたチートビル群とログハウス。


潮風が心地よく、太陽がキラキラと海面を照らしている。


移送を完了した従業員たちと、ダイキチたちが合流した。

そして、この新しい拠点の提供者である王女カレンが、感謝と畏敬の念を込めてダイキチを迎えた。


「ダイキチ様……本当に、ありがとうございます。隣国からの干渉は一切なくなり、我が国の安全が保障されました」


ダイキチは海を眺めながら、飄々とした調子で笑った。


「礼を言われる筋合いはないさ。面白かったから良いのよ。」


彼は従業員たちと、海を臨む広大な土地を見回した。ここには、フロンティアの何倍も、遊べる可能性が秘められている。


「さて、みんな」


ダイキチは全員を振り向いた。彼の瞳は、新しい遊びへの期待で輝いていた。


「掃除も終わったし、ここが俺たちの新しい拠点だ。港湾国リーベラを、俺たちの忍者と日本のテーマパークで世界一面白い国にしてやるぞ! さあ、新しい場所で頑張るぞ!」

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