Q28 警察は一体何をやっておるのだっ!
「宇宙記者ギャノン」シリーズの設定やウラ話を、聞かれてもいないのに作者が語る、「なぜ?なに?ギャノン!」のアンジェラス編向け独立版!
よし。うっかりココを開いてしまったアナタ。
本編も読むとイイゾ!
【シリーズ総合】
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【連載中】宇宙記者ギャノンZ-アンジェラス-
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※現在連載中の2ndシーズン
【完結】宇宙記者ギャノンZ-もう一人のギャノン-
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※1stシーズン、完結
【お休み中】宇宙記者ギャノン サイドストーリーズ
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※宇宙記者ギャノンシリーズを補完する設定から生まれたショートストーリー集
A28
実在する世界の中に非現実的なモノをブチ込んだときの化学反応的なストーリーが個人的に好みなんですね。そのあたり、むかーし見た『幻魔大戦』の影響が強い。ギャノンシリーズはもちろんなのですが、『星空のエクスタ』なんかも現状のAIの進化の結果として近未来のAI戦闘機なんか出したりしました。現実には小型化したドローンの方向へ行くようですが。
さて子供の頃からヒーロー物を見るにつけ「警察、何やってんだろう…」って思ってました。当然ギャノンを書くにあたっても警察の扱いってどうすんだ?という問題点がありました。最初期稿ではそこのところを無視して進めましたが、一方で一応サイドストーリーズの一環として文書化もしてみて、あれ?案外いいぞ?と本編で採用。それが1stシーズン 『もう一人のギャノン』の「林刑事」です。ちなみに元々ギャノンは文庫本1冊程度の分量(いや、その文字量すらキツくてヒーヒー言ってたんですが…)だったのですが、この辺りから長編化していきます。
さて、これだけエンプティヘブンが問題視されている世の中で行政が動かないのはどういうこっちゃ?という点はやはり納得いかなかったところから地球側の対抗組織として「ガーディアン」を考えました。しかし、どうすりゃアンザグ着込んだアンジェラスに勝てるんだ? 自分でアンザグ(ギャノンスーツ)の設定を作っておいて、無敵すぎると泣くハメに。ところで『もう一人のギャノン』で、ガイストに捕まったルミが関節を極められて痛がるシーンがありました。あれ?そっか、関節なら行けるのか、と考え進めていくうちに「中の人」が力を込められない状態に持ち込めば勝ち筋があることに気が付きました。それがギャノンブレイドやガテーヌを持たない地球人側の戦い方に繋がります。
そうしたフィクションならではの特殊な組織はともかく、既存の法執行機関である警察はどうなの?という話。あまりに無能だと現実感が無いし、有能だとデギール(今回はアンジェラス)とガチでぶつかって被害や犠牲も出てしまいそう(もっとも作品モデルとなっている地元の県警は割と前者に当たるのでそっちのままでも良かったのかなという気もしないですが…)。そこで考えたのが前シーズン「もう一人のギャノン」の三屋木のような、既存の権力体系に収まっていながらこちらの味方では無い、というもの。現場はギリギリでやっているのに上がザルなので結局問題解決にはならない、みたいな。昔々の特撮などのフィクションは「日本の警察は優秀である」という前提があるがために「悪の組織」はそれを上回るので凶悪、みたいな位置づけ、力関係ができていたと思うのですが…
他作品もよろしく!
【連載中】異世界じゃ想いの強さが武器になる2
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【完結】異世界じゃ想いの強さが武器になる
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【完結】「星空のエクスタ」
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【短編】「異世界に転生したワタクシはカスハラを絶対に許さない」
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