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始まりの朝

どうもはじめまして、グレナデンと申します。



初めての投稿なので間違いが多いかもしれませんがよろしくお願いします。

静かな朝、誰もいない庭で一人木刀を素振りしている青年がいた。


「ふっ、ふっ、ふっ」木刀が振り下ろされる音だけがそこには響いていた。


???「あっ、いました、お兄さま~」


一人の少女がヒラヒラとしたドレスを着青年の元に向かって走ってきた。


???「どうしたレニス?」


レニス「お父様が食事の準備が出来たからレディスお兄様を呼んできてくれと言っていたので急いで呼びに来たのですよ」


レディス「そうか、もうそんな時間か、分かったあと100回程で終わるから先に行っててくれ」





~食堂~


レディル「おう、やっと来たか、さっ早く食べよう」

レオナ「早く食べないと美味しい料理が冷めちゃうわよ」


レディルは急かすように、レオナは料理を心配するように言った。


レディス「おっ、今日は俺の好きな物ばかりだなぁ」


レニス「お兄様はいつもそんなこと言ってますけど嫌いな物なんて無いんではないんですか?」


目の前にあるパンを食べながらレディスは妹に向かって言った。


レディス「そんなことは無いぞ、俺にだって嫌いな物ぐらいあるぞ」


レディル「ほう、それは一体なんだ?」


レディルはとても興味深そうに聞いた。

レディス「まぁ強いて言うなら、師匠の作る特製シチューかな?」


全員「・・・・・・」

少しの沈黙が続いた


レディル「ほう、クロード君は料理が出来るのか」


レディス「いやまぁ、あれは料理とは言えないと思う」


レニス「何故ですの?」


レニスは不思議そうにレディスの方を見る


レディス「いや、あれは料理じゃない、多分・・・なんかの動物の餌じゃないかと思う」


レオナ「そんなに酷いのかしらクロードさんのお料理は?」


レディス「これ以上は何も言えない、知りたいなら本人に聞いてくれ」


レディル「そうか・・・・」



「チリーン」

すると玄関の方から呼び鈴を鳴らす音が聞こえた


レディル「誰だ?」


レディス「多分師匠だと思うから俺が出るよ」


レディル「おう、クロード君か、ちょうど良い、さっきレディスが言ってた料理のことでも聞こうかの」



えっ!!



レニス「私も聞きたいわ」

レオナ「私も少し興味あるわね」


レディス「いやいやいやいや、やっぱり師匠に聞いちゃダメだ、師匠はあの料理のことをいつも自慢してるから急にそんなこと言ったらどうなるか」

レディル「そうか、なら仕方ないな」



ふぅっ



クロード「ん?何だ珍しいな家族全員で歓迎なんて」


レディス「いや、これは別に歓迎してる訳じゃないんだよ」


クロード「ふぅん、まっ別に良いけどな、それよりちょっとついて来てくれないか?」


レディス「え?何処にですか?」


クロード「ここじゃなんだからとりあえず広間の噴水の前にでも行こうか、そこにセリムを待たせてるし」


レディス「セリムが?」


レディスはとても驚いたような顔をした。





~広場の噴水前~


セリム「よぅ、久しぶりだなレディス」


そこにはここ何ヶ月かいなくなってたセリムが居た


レディス「お前いつ戻ってきたんだよ、というか何勝手にいなくなってんだよ、俺がどれだけお前を探したと思ってんだ」


セリム「悪い悪い、ちょっと野暮用でな」


クロード「久しぶりに会えたんだから良いじゃねぇか」


レディス「・・・・」レディスはそれっきり黙ったままだった


クロード「・・・とまあそれは良いとしてお前達にやって貰いたいことがあるんだ」


クロードは真面目な顔つきになり二人を見た。

クロード「お前達にやってもらいたいことは今日開催される闘技場での大会に出てもらうことなんだ」


いきなりのことに何も言えない二人に更に続いてクロードは言う。


クロード「いやぁ、お前達もだいぶ強くなったもんだから試しにちょっと出てみてどこまでやれるかやってもらうって話だ」


なんとか状況を理解できたレディスが口を開いた。


レディス「つまり、俺とセリムが大会に出て今までの修業でどこまで強くなったかを確かめるってことですね」


セリム「ようは出て勝てってことだな」


クロード「まぁそういうことだ」


セリムもやっと理解してその隣でレディスはクロードに質問をした。


レディス「大会に出るのは良いとして受付はいつなんですか?」


クロード「ちょうど今の時間あたりだから今から会場に行くぞ」


そして三人は帝都レビリオルの南に大きくそびえ立つ闘技場へと向かった。





~闘技場~



受付嬢「大会の申し込みですか?」


クロード「あぁ、エントリーは二人で頼む」


受付嬢「分かりました、では時間になったら御呼び立てしますので控室でお待ち下さい。」


クロード「俺は上で見てるから、頑張れよ」


そう言うとクロードは観客席に繋がる階段の方に向かって行った


クロード「さて、俺達も行くか」


二人は控室へと向かった。





~中略~




司会者「さあ、とうとうここまで来ました、準決勝に選ばれた四人による決勝トーナメント、まず一回戦の一人目はこの街の有名人クロードの一番弟子レディス選手です」



「「「うおーーーーーーーー」」」



司会者の紹介で煙りの中から出てきたレディス


セリム「ふざけるな司会者、一番弟子は俺だよ馬鹿野郎ーー」


クロード「あの馬鹿」

司会者「うるさい野次が飛んできたが気にせず次の選手の紹介に行こうか、続いては、何とレビリオル軍からの出場だぁ」


司会者「我れらがレビリオル軍第三部隊隊長シェリン少将閣下だぁーー」


「「「うおーーーーーーーー」」」



セリム「おいおい嘘だろ」


クロード「ふっ」


司会者の紹介とともに煙りの中から白髪ショートの甘いマスク、レビリオル軍の隊長のみが着ることを許されている軍服を着て出て来た優男

シェリン「やぁ、僕の相手は君か、まぁよろしく頼むよ」




レディス「何であんたがこの大会に出てるんだ?」


シェリン「いやぁ、単なる暇つぶしだよ、それに君達が出るっていうからちょっと興味が沸いてね」


笑顔のままシェリンはレディスに言った。


司会者「さぁ決勝に駒を進めるのはどちらか、準決勝第一試合・・・・始め!!」


始まるや否やシェリンはいきなり闘技場を覆う魔法陣を作り出した。


シェリン「あまり長くやりたくないから早く終わらせてもらうよ」


意味深なことを言うシェリンに対し何のことだか分からないレディスは何なのかを確かめる為にシェリンの方に向かって走り出した。



とりあえずあれがどういう仕組みなのかを確かめる必要があるな


シェリン「スキル発動「アブソルテリトリー」」


レディスが自慢の足で走り出すと急に動きが遅くなり、そこに炎の球体が数個飛んできた


レディス「何っ!?」

シェリン「驚くことはありませんよ、それが本来の人間の状態ですから」


レディス「どういう意味だ?」


シェリン「あなたの力を封じただけですよ」



俺の力を封じるだと?

この魔法陣に仕組みがあるとしたら対処法は術者をなんとかするしかないが、この速さであいつの魔法を避けながら近づくのは難しいが・・・・・やるしかないか


再び走り出したレディス


シェリン「何か策でもあるんですか?」


レディス「いいや、特に何も」


全ての火球を避けたレディスは鞘から剣を抜きシェリンめがけて切りつけようとしたが


シェリン「貴方は何も理解していないようですね」


シェリンに向かって剣を振り下ろした瞬間剣を握っている手の力が抜けてレディスの右手から剣がこぼれ落ちた


レディス「力が入らない?」


シェリン「言った筈ですよ、貴方の力を封じたと」


レディス「力って肉体的にも封じられるって言うのか?」


シェリン「そういう意味ではありません、ただ今起きてる状況では剣術や体術と言ったものは使えないと言うことです。」


レディス「剣術が使えないからって剣を握れないって言うのか?」


シェリン「そういうことです。」



どういうことだ、剣術や体術が使えない、だがあいつは魔術を使っている・・・・・まさかっ!!

やっと終わりました


ページ数が少ないですがこれからちょっとずつ増やしていきます


ちょっとずつといってもそんなに増えませんけど


そんな訳でこれからも応援よろしくお願いします

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