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青く広がる海岸沿い揺蕩う



青が途切れた空の果て

遠く離れた水平線


片方だけのビーチサンダル

転がるままの砂浜で


太陽がくゆめく凪ぎの刻

過ちの影に蟹が逃げる


鼻を掠めた乾いた塩が

語る物語が揺らめく



たった一度だけ許してくれるなら


もう一度だけ許されない事を


波打ち際の貝殻と


沖に浮かぶ白い物と


誰かが忘れていた情熱と



あの輝き誇る白い雲は

何処かに向かって消えていく


割りと遠くの防砂林

割りと近くの防波堤


割りと近くの友達と

割りと遠くの恋人よ


知ったかぶりの風が優しく揺れ

思わせぶりな恋を見せ付けて


陽炎の様に揺らめいて

波の端っこをただ歩き


たった一度だけ許してくれるなら


もう一度だけ許されない事を







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