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最高の夜に銀河の花束を君に
何時からか夜にときめかなくなって
嗚呼これが大人になったって事かな
あの日見た抜け出した闇の中を
嗚呼それも忘れてしまう事かな
静寂はいつも空回りを生み
手に握ったスマートフォンは
君の名前を探しだして
次の約束を見付け出すのさ
この夜を二人で分けたなら
何かドキドキするのは何でだ
この気持ちの細やかなお礼に
紺の夜空に手を伸ばして
星屑たちを月の光で束ねて
流れ星を飾り付けたら
オーロラの風で包み込んで
銀河の花束を君に差し出すのさ
何時からか夜にときめかなくなって
嗚呼これが大人になったって事かな
なんて
君と二人で居られるのなら
全てがドキドキに変わる
銀河の花束を抱いた
君の笑顔を
思い出す朝に




