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短篇集

『か』の消えた世界

作者: 暁 乱々

 やつらはプ〜ンとやってくる。ひと満足まんぞくげにい、いやらしい掻痒そうようのこしてっていく。非常ひじょうわずらわしい存在そんざいだった。

 現在げんざいやつらをることはない。ふゆはもちろん、なつでもんでいない。一匹残いっびきのこらずった。もうくろくてちいさなボディーのはな羽音はおとに、ねむりをさまたげられることもなくなった。

 けれどもその代償だいしょうに、我々(われわれ)のコミュニケーションは困難こんなんきわめた。理由りゆう明白めいはくだった。


 聡明そうめいなあなたなら、この文章ぶんしょうんでづくはずだ。やつらもすべてこのったのだ。


 一字残いちじのこらず。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 面白い文章ですね。勉強になります。ありがとう
2019/11/09 09:45 退会済み
管理
[良い点] これはすごいです。 もう芸術作品のような掌編ですね。 [一言] とても完成度が高い作品でした。
[良い点] それ、居ないその世に住みたいとは、思えません。 天皇様も、[てんのうへい○]となりますし、難儀な日本です。……エンペラーと呼べば済む話ではありますが、ね? [一言] 名前に奴、入ってるので…
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