裏腹ゴリラな四十八話
「・・・ん~」
・・・日山藍です・・・ムニャ
現在の時刻は・・・4時?
・・・なんでこんな時間に
まあ、その理由は日火を見るより明らかな訳で・・・
ガンッ!ガンッ!ガンッ!
・・・理由は、この騒音な訳で
4時という、朝か深夜か、判断し辛い半端な時間に来て
人に迷惑を掛ける人物・・・
知り合いにそんな人物は一人しかいません・・・
「あのぉ!ブラカワニですけど!ブラカワニですけどぉ!おはようございまぁす!(ガン!ガン!)」
視点は変わって日下部翔だ
今日は従業員に、なけなしの金を使って見に行った映画と
覇王こと、孝さんから借りたDVDを従業員と見て過ごす為に来たのだが
「あのぉ!ちょっと寒いんですけどぉ!ブラカワニですけd(バンッ!)・・・ばーす!」
「・・・近所迷惑なんでやめてください翔さん」
不意に開けられたドアに吹き飛ばされ、後ろの柵の角に頭からぶつけた俺
頭を抱えて悶絶している俺に、従業員がドアノブを掴みながら注意してきた
・・・まあ、掴んでるドアノブが若干変形している事にはツッコマナイヨ コワイカラ♪
「・・・翔さん、いい加減怒りますよ?」
当たり前と言えば当たり前だし
当たり前じゃなくても当たり前の状況な事になっている
従業員は仁王立ち
俺は胡坐で右手の小指で鼻をほじっている
「いやおかしいでしょ。反省の色が全く無いんですけど、この成人」
「だ~ってぇ~ねぇ~・・・にょほ」
「気持ち悪いんで、その顔やめてください」
「これが、歳月を経て娘の悪口が悪化していく事に悲観するOYAZIの気持ちか」
「まあ、用件はこのDVDな訳だが」
「明日休みだからって四時からDVD鑑賞って・・・」
「ふっふっふ、このDVDを見てまだそんな事が言えるかな~」
「(・・・ニヤニヤしている顔がウゼェ)」
スイッチオ~ンとDVDのディスクを入れてボタンを押す
二、三歩引く翔さん
TVに電源が点いて、会社のよく流れる宣伝のアレが一通り終わると・・・
漸くと言わんばかりに始まった・・・タイトルは
・・・『魔法処女ロリカルはのな』
数十分後
「・・・どぉ~だ従業員、面白すぎて言葉も出ないだろう?」
「・・・はぁ」
ある意味、言葉が出せなかった
え~っとですね
これですね
ぶっちゃけ言えば、一部の人間の集まりで製作されたオリジナルのエロアニメです
「いや~はのなはやはり可愛いな~だが、俺の好みはやはりフェイコちゃ(メキャリ!)・・・あくせる!」
「で?朝から他人の家のドアガンガン叩いて、挙句見せた物は(ピー)で(ピー)な上に(ピー)なエロアニメか?おぅ?」
「従業員・・・(ピー)が入りすぎてバラエティ番組のクイズの出題みたいになってるぞ」
「用が済んだのなら帰ってください。疲れたので寝ます」
「・・・自家発電か?」
ガスッ
「だぶるっ!」
後日・・・
「・・・戦国乙女よ、何故顔を赤くしているんだ?」
「翔さん・・・このいかがわしいビデオは?」
「・・・それ、俺の部屋の屋根の裏に隠してたんだけど」
「なんてモン見せてんですかあああああああああ!!!」
ドガスゥゥゥゥゥゥゥン!!!
「・・・戦国乙女よ。背負い投げで壁に叩きつけられるには理由が薄い気がするぞ」
あと、なんで屋根裏を調べる必要が?
・・・背中が痛い
うげええええええええ
おごおおおおおおおお
ぎゃああああああああ
・・・この悲鳴って日常生活で使われないよね?
終わりま~す




