天地一閃の三十六話
夢を・・・見ていました
長い長い夢・・・俺は夢を見続けていました・・・
悲しい夢・・・幸せな夢・・・楽しい夢・・・怒りたくなる夢
色々な夢を見ました・・・
そして、目が覚めると・・・
「・・・ん?」
目の前に・・・鋭い刃物の先端が見えました♪
・・・ヲワタwww
「おはようございます翔さん。とてもいい朝ですね」
「・・・俺は朝っぱらからオシッコ漏らしましたけどね」
「やだ翔さんったら、良い歳をした殿方がみっともないですよ」
「すいませ~ん、誰のせいでこうなったと思っているんですか?」
「ウチの父は、刃先を右手で止めた後に、左手の手刀で私の首を狙って来た物です」
「すんませ~ん、ほのぼのした感じに喋ってるけど超殺伐としてるよその状況」
俺が洗面所で新しいパンツに履き替えていると、呼び出した従業員が玄関から入ってくる
「おはようございま~す・・・って、えぇ!」
「おはようございます」
従業員も零(あだ名は戦国乙女)を見て驚いている
「翔さん・・・まさか、犯罪を!?」
「違う断じて違う!」
「というか、翔さん何してるの?」
俺の格好を見て、従業員は小首を傾げる
いかん! このままでは、保たなくてはならない俺の威厳が!
「なんでも「今朝、私が起こしに行ったら失禁していました」・・・orz」
「ええ~翔さ~ん、この歳でオネショですか~ぷぷ~カッコわる~」
「(くそ!ムカつく!)」
俺だってな!俺だってな!
誰が・・・誰が好き好んで! 二話連続でお漏らししたいと思う!?
これじゃあ俺、完璧に下品キャラの枠に収まっちまうじゃねぇか!
主人公なのに下品って・・・そんな小説誰が読むんだコンチクショー!
「うわ~美味しい~」
「ありがとうございます」
現在、従業員は零の作った朝食を堪能している
全く・・・ウマ!何これウマ!
俺は料理を食べている内に、煮物の芋を箸で刺す
すると、何故か横から悪魔のような雰囲気が漂ってくる・・・
「・・・翔さん?食事のマナーで料理を箸で刺してはいけないんですよ?」
零さん・・・笑ってるのに笑ってないよ?
余りにも怖すぎて、俺は、その場で膝と手を着き土下座の態勢で額を床に擦り付けた
プライド?何それ?食べ物なの?
こうして、何事もなく時間は過ぎ去っていく・・・
やがて従業員は帰り、家に二人きりなった
「・・・なあ、なんでこっちに来たんだ?」
「こちら側の学校に行く時に近いからと、祖母が言っていました」
「・・・そうか」
まあ、そんなこったろうなとは思ったけど
「だったら、ババァの方で世話になった方が・・・」
「・・・祖母は、自分の商売は余り私に見せたくないと、頑なに私が住む事を拒否しました」
「ま、一応スナックって子供の立ち入る物じゃないしな」
「・・・祖母は、貴方はどうしようもない人だけど、信頼は出来ると言っていたので」
「どういう風の吹き回しだよ・・・家賃払わなかったら叩きのめす癖に」
「ですから、貴方を信頼して、こうやって住まわせて貰っているんです」
「・・・そっか、まあ、お前も早く歳取って、ババァや家族に迷惑掛けないように頑張りな」
そっと、肩に手を置くと・・・
「なっ・・・(カッー)」
食器を洗っている零の顔が真っ赤になって、口を数回パクパクと動かした後・・・
「・・・なんにすんじゃ!こんの獣がああああああああ!!!」
「え?って・・・ああああああああれええええええええ!!!」
パリィィィィィィン!!!
俺は、決まりすぎた背負い投げで、窓をブチ破って下へと落下した
「・・・翔、あんたゴミ箱に挟まって楽しいかい?」
「・・・助けて」
愉快に上半身からゴミ箱に突っ込んだ俺は、ババァに助けられた
続く・・・
とでも思ったかあああああああ!!!
※すいません、一応続きます




