奇想天外の三十五話
「・・・いい加減、俺にも春が来ないかな」
「・・・もうちょっとじゃないですか?」
「従業員、意味分かってないだろ」
「・・・ゑ?」
「(もしや従業員は天然なのか?)」
おいーっす、日下部翔だ
今日は珍しく依頼が来ている。余りに久しぶりだから自分がこういう職の人間だってのを忘れる
でだ、今日来た客ってのが・・・
「・・・えと、お名前は?」
「寺田零です」
「今日はどういった御用件で?」
うーむ、なんというか、珍しい感じのお嬢さんだね
「実は、今日から都合上この家に住まわして貰う事になりました」
・・・・・・はい?
透き通った声の凜とした大和撫子風の青髪ねえちゃんは
あろう事か、俺の家に住むなどと言い出しやがった
「準備は既に出来ています・・・何か問題でも?」
「いやいやいやいや、問題しかないよ、何?君年幾つ?」
「今年で18になりました」
「いや~それはマズイよ~何がマズイって・・・ナニがマズイよ~」
「・・・はぁ、しかし、祖母からこの家に住めと言われて来ましたから・・・つまらない物ですが、これを」
そう言って、青髪のねえちゃん・・・零は長めの長方形のトランクスを取り出す
「・・・これ一体何?」
「恥ずかしながら、貴方の為に丹精込めて作った・・・木刀です」
箱を開けると、曲線に曲がった、見るからに良い感じの木刀が・・・って!
「なんで木刀!お土産に木刀って・・・京都か何かですか!」
「すいません、私ずっと剣道場に籠もりっきりだったもので・・・お渡し出来る物はこれくらいで」
「籠もりっきりだったのは分かるよ~?でもさ、お土産に木刀って物騒過ぎない?」
「・・・成る程、では、こちらの小太刀の方が」
零ちゃんは胸元の内ポケットから、金属特有の輝きを放つ小さい短刀を・・・って!
「余計悪いわ!刃物になった分、殺傷力増したわ!」
「・・・分かりました、現代的にはこちらのバタフライナイフの方g「もういい!」」
なんでことある事に刃物系の武器を取り出すんだこの娘は!
何この子、今から戦場でも向かうつもりですか!?
戦場で華麗に相手の血飛沫を吹き晒すつもりですか!?
「ってか、祖母って誰だよ!誰がお前をこの家に連れてこさせたんだ!」
「・・・祖母は寺田綾乃という者にございます」
寺田・・・綾乃?
「・・・えええええええええええええええ!!!」
嘘ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
あのババァと・・・この子が
一緒のDNAで生まれただとぉぉぉぉぉ!!!
だってさだってさ、この子可愛いよ?
あのババァは妖怪か化け物なのに・・・
どうしてこうなった・・・
「まだまだ未熟者に御座いますが、何卒宜しくお願いします」
「いや待った待った待った!何!俺君の面倒見なきゃいけないの?」
「・・・掃除は苦手ですが、その他は大丈夫です」
「聞いてねぇし!だから!若い女がその・・・なんだ、男と暮らすというのは如何な物かと・・・」
「・・・つまり、貴方が私に劣情を催し、あまつさえ寝込みを襲う、そういう事を心配しているのですか?」
「・・・まあ、そうなるな」
「心配しないでください・・・すいません、これを」
零は何やら鉄板(厚さが5ミリくらいの奴)を俺に持たせる
そして、先程俺に用意した短刀を鞘から引き抜いて・・・
「・・・はぁ!!!」
縦に一閃・・・
すると・・・
「・・・・・・・・・・ん?」
手元を見ると、鉄板が綺麗に真っ二つ♪
「・・・これでも私を襲うというなら、どうぞご自由に、正当防衛として多少痛い目を見て貰います」
「・・・ふぁ~い」
正直ね?・・・おしっこ漏れたオwww \(^o^)/マジコエエ
新キャラも出た所で・・・
終わりますwww




