再び奴はやってくるpart3 二十三話
「従業員、Dメールって現実でも出来るかな」
「翔さんって影響受けやすい人なんですね」
「いやそんな事は無いと思うが」
「え?」
「ゑ?」
「従業員、早速だがドライブでもどうだ。ハーレーだが」
「二人乗りは危ないんですよ」
「ふん、俺に掛かればそんな心配ゴム用」
「さりげなくコ○ドーム出さないで下さい」
本日私は
例のごとく朝から翔さんに呼びつけられ
下らない用事に付き合わされています
「っていうか翔さん免許持ってたんですか?中卒の癖に」
「一言余計だぞ従業員。俺に掛かればハーレーの免許くらいは簡単だ」
「・・・(ジトー・・・)」
「なんだその眼は!」
「まあいいや、危ないんで変な運転しないでくださいね」
すたすた
ガシッ
「・・・どこへ行くんだ従業員」
「帰りますけど何か?」
「乗ってけ」
「嫌です」
「乗れって」
「嫌です」
「乗れよ」
「嫌です」
「乗れっつってんだろ」
「何でどんどん言い方が高圧的になってるんですか!乗りませんよ!」
「ならばこうだ!翌日、いや今からでも貴様のアパートにハーレーで突っ込んでも良いのだぞ!」
「それが免許を持っている人間の言う事か!」
「はん、俺が免許なんて物持ってる訳無いだろ馬鹿めぇ!ふぅーあっはっはっは!」
「凄いよこの人!高確率で危険な状況に人を巻き込もうとしてたよ!」
「知るかぁ!乗れるんだから問題あるまい!」
「あんたその内事故るぞ!」
「一話もすれば復活するから問題ない」
「ギャグというカテゴリーを悪用しないでください!」
「ギャグだからこそ、やらなければいけない事もあるんだ」
「なんでそんな無意味な上に、何の得も無い使命感背負っちゃってるんですか!」
「取り敢えず乗れ」
「あんたこの状況でよくそんな事言えますね!」
「いいから乗れって」
「あなたは私と死ぬ事で一体何を得ようとしているんですか!」
「言うなれば・・・愛かな(キリッ」
「理由にもなっていないし気持ち悪い!」
「ならばこうしよう・・・俺が勝てば乗れ」
「人生の中で、シンプル且つ理不尽だと思う場面が貴方のせいで増えました!」
「さあルールを・・・ってあれ?」
翔が後ろから来たハーレーを見て不思議に思った
「・・・あれ、俺のハーレーじゃん」
後ろの方に書いてあるナンバー
それは、間違いなく翔さんが持っているハーレーだった
更にそれに乗っていた人物は・・・
「ちょっとこれ借りてくよ~」
「待てコラ!」
「逃がすか!」
二人の警察が乗ったパトカーに追いかけられていた山田先生だった
「・・・あんの糞ハゲぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ブチ切れた翔の叫びは
同時に綾乃の持っている車のエンジンを起動させる
「ちょっと翔さん!それ綾乃さんの車じゃ!それに免許無いのに!」
「今が殺るべき時なんじゃああああああ!!!」
「漢字!漢字がおかしい!」
キュルルルルル!!!
アクセル全快で追いかける翔
それを見て藍はこう思った
「・・・翔さんが前科持ちになっちゃう」
「うおらああああああ!!!」
時速100キロで突っ走る翔
「おいお前!スピード出しすぎだぞ!」
それを見て注意を促すさっきのパトカーの助手席の警察
「るっせぇ!自分のバイク盗まれてんだ!つべこべ言うんじゃねぇ!」
更に加速
翔はパトカー追い抜いてバイクを追う
「おらああああ!!!年貢の納め時じゃハゲちょびんがぁぁぁ!!!」
「げっ!相談所の天パ!」
ついに追いつく翔(もとい綾乃)の車
「俺のバイク返しやがれぇ!」
「こんな状況で無茶言うなぁ!」
「盗んだバイクを盗むってどういう事か分かってんのかぁ!」
「これ君のじゃないの!ってか止まれるかぁ!」
「だったらてめぇを轢いてあの世送ってやるぁ!」
「なんで君ってそんなに破天荒なの!?」
あと数センチで衝突する二人
「死に晒せやぁぁぁぁぁ!!!」
翔が殺気の籠もった叫び声を挙げた瞬間
「おりゃあああああ!!!」
「・・・ゑ?」
山田はハーレーから飛び降り
地面に横に倒れたハーレーは翔の車へと激突する
そして・・・
ドカァァァァァン!!!
「・・・まあ翔さん、良かったですね前科持ちにならなくて」
病院
翔は事故で全身一ヶ月の怪我を負った
「・・・ババァの車どうしよ」
「それなら請求書が来てますよ」
「・・・死のう」
「返し終わってから死んでくださいね♪それじゃあ!」
藍は伝える事を伝えると
颯爽と病室を後にする
残された翔は・・・
「・・・もう無免許運転はやめよ」
一人、枕を濡らして咽び泣いていた
トゥットゥルー♪
終わるので~す♪




