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始まったけどやる気の出ない一話

建物が建て並ぶ商店街

そんな中・・・

家と家の間に挟まれる店

「スナック江戸屋」

ここでは、毎晩疲れやストレスの溜まった中年男性が酒を飲んで癒される

そして、その上にある二回の店

「何でも相談所」

余りの胡散臭さに誰も近寄らないそこの入り口から現れる一人の男性

「・・・ふぁ~ねむ」

彼の名は日下部翔(くさかべ しょう)

この何でも相談所の責任者兼経営者である

といっても、ここで働いているのは現在彼だけである

彼は自分の店の少ない稼ぎとアルバイトで何とかやっている

「翔!あんた起きたのかい!」

「なんだよババァ朝からテンション高いな~なんか良い事あったの?」

ババァと呼ばれた老女の名は「寺田綾乃(てらだ あやの)

スナックの江戸屋のママであり大家である

因みにスナック内での呼び名は「恵比寿」

正直センス無いと思う・・・

「あんた先月の家賃いつになったら払うんだい!えぇ!」

「心配すんなよババァ、人間金がなくなってもやっていけるって」

「別にあんたの事ァどうでもいいんだよ!とっとと金払えこのウスラトンカチ!」

「金はねぇって言ってんだろうが!腐った耳してんじゃねぇの!」

「金がねぇんならこっから出てきなこの出来損ない!」

「すんません、勘弁してください!」

プライド?ナニソレ?

翔にとってこのようなやり取りは毎日のように行われる

原因は決まって翔の家賃滞納であるが

「あんたいい加減仕事探しな、どうせ今日も依頼なんて無いんだろ?」

たばこの煙を吐き出しながら綾乃は毒を吐く

「んだよ、来ないって決まった訳じゃねぇだろうが」

「・・・先月幾ら稼いだんだい?」

「高校生の喧嘩の助っ人と猫探しで3万だ」

「こんのボンクラあああああああ!!!」

綾乃は思い切りの良い拳で翔の頭部を叩きつける

それを受け、翔は気絶して地面に寝そべる

綾乃は若い頃に格闘技で成績を残した事があるという

「ぺっ・・・今月中に先月の分も払わなきゃ追い出すからね」

「・・・くはっ」


まあ・・・

終わりたいんだが?


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