やっぱ後悔したくない十四話
あらすじ
午前中、自分の孤独を紛らわす為に藍を呼んだ翔
しかし、予定がある為帰宅
家でエロビデオを見るも、ビデオの返済期間もあって
外に出て、レンタルビデオ店に返しに行った
「はぁ・・・周りを見ていると殺意を覚える」
現在、翔は雪の降る街中に居た
街に出れば人が居る
人がいるならカップルが居る
カップルが居れば翔がキレる
「くっそう、さっさとビデオ返して新しいビデオでも借りてやる」
「あれ?翔さん?」
翔はその言葉を聞いて
寒い冬空の下なのに汗が止まらなかった
振り返らず、聞かなかった事にしようとする
すると・・・
ズシン!
目の前に声の主が現れる
恐らく、背後にいた本人が飛び越えて来たのであろう
範馬勇○郎
もとい、羅部闇怒否威棲がそこにいた
「やあ翔さん!久しぶりですね。最近お店で見ないですね?」
「あっあぁ、最近ちょっとね・・・忙しくて」
「え?翔さん聞いてなかったけど、何の仕事をしているんですか?」
「あの・・・まあ、相談事とか・・・占いとか、そんな感じ?」
「えぇ!そうなんですか!僕占い事とか大好きなんですよ~」
「(その見た目でそんな事言われると不気味で仕方ないんですけど)」
「今度行っていいですか?場所とか教えてくださいよ」
「いやちょっと、占いはやってないかな~なんて・・・」
「そう・・・ですか」
ションボリしている否威棲
だが・・・
「(・・・黒い、黒い何かが背中から俺を睨んでいる)」
スタンド的な何かの存在を確認しつつ
早めに立ち去るために話を出来るだけ切るように喋る翔
「じゃ、じゃあ俺用事あるからこの辺で失礼するよ~」
「待ってください!僕も着いていっていいですか?」
「(ええええええええええ!!!)」
なんでだああああ
なんでそんな事になる!
俺が何をした!
「ちょ・・・ちょっと困るかな」
「?」
「ビデオ返しに行くから、その、少しエッチな感じのビデオだし」
「まあ、翔さんはエッチな人なんですね♪」
笑いながらオネエ系で喋る勇○郎もとい否威棲
「だからさ、ちょっと見苦しいし、また今度で」
「でも偶然、僕もビデオを借りに行く途中だったんですよ」
「(ちくしょおおおおおおおおおおおおおおお!!!)」
なんでだああああああああ!!!
なんで、男は冬場になるとビデオ借りたいが為に外出るんだああああああ
こんなに外は寒いのにぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
結局
否威棲の同行を許可した翔
行き着けのレンタルビデオショップ『めがと~ん』に着く
そして、ビデオを返した後、帰ってから見るビデオを探し始める
「翔さん翔さん!これとか面白そうですよ!」
はしゃぎながら手を振る否威棲
全然可愛くない上に、むしろ恐ろしさを覚えるのは彼だからこそ成し得るのである
「笑ってはいけない一日?あぁ、大晦日になるとやるお笑い番組か」
「僕、こんなでもお笑い番組とか好きなんですよ」
「へ~、否威棲君はお笑い芸人とかテレビに出る人で好きな人とかいるの?」
「そうですね。最近は蝶○正洋さんとか♪」
「ガッデム!!!」
似合いすぎている
なんというか、恐ろしさが・・・
「かっこいいですよね~♪僕もあんな風になれたらいいな~♪」
「・・・もうそれ以上だと思いますよ(ボソッ)」
「?何か言いました?」
「何も言ってないっす!決して!何も!はい!」
「・・・?」
「そろそろ六時ですね~お腹も空いてきました」
「そうだな・・・ん?」
翔は通った店の窓ガラスを覗き見る
「翔さん、どうかしました?」
「・・・否威棲君、ここで食事しないか?」
「いいですけど、どうして?」
「知り合いがいてな・・・くっくっくっくっく」
「じゃあカンパーイ!」
「「「カンパーイ!!!」」」
藍です
午前中に抜け出して御蔭もあって
何とかパーティーには間に合いました
街の店に行って、そこでは多少なら騒いでもOK
友達の他にクラスメイトの男子も誘ってのクリスマスパーティー
久しぶりに羽が伸ばせそうです
「あいぽんあいぽん!ちょっと記念写真撮らない?」
近付いて来たのは友人の咲ちゃん
咲ちゃんは私にカメラを渡してくる
「いいよ♪一緒に撮ろっか♪」
「うん♪」
あ~幸せだな~
最近、翔さんが絡んできて良い事無かったしな~
「じゃあ撮るよ!」
「うん!」
話は広がり
みんなで撮る事になった
私が撮る役目で、みんなのポーズが決まったら
タイマー機能で私も写る
「行くよ!」
タイマー機能を設定して私も皆の中に混ざる
「「「いえ~い!」」」
カシャっと言う
小気味の良い音を発てて
カメラがシャッターを切る
私はそれを確認するためにカメラを見る
「あいぽんあいぽん!しっかり写ってる?」
「ちょっと待って、えっと・・・げっ!」
「ん?どったのあいぽん?」
「何でもないよ!・・・」
これって・・・
藍が注目したのは
皆が集合している時に写った後ろの大きな窓ガラス
そこに写っていたのは・・・
「・・・翔さんだ」
最早絶望の淵に立つ藍
なんで、もしかして着いて来たのかとも思うが
あっちも驚いているので、多分偶然居合わせたのだろう
何という不幸だ・・・
更に・・・
「お客様・・・本日は何名様で?」
恐る恐る聞く店員
原因は翔の後ろに居る否威棲であろう
「・・・どう見ても二人だろうが、文句あっか姐ちゃん?」
「い、いえ!席に案内します!」
店内に入ってくる翔
そして、なぜか一緒に居る否威棲に藍は膝と掌を地面に着ける
「・・・終わった」
「どうしたのあいぽん?」
「(まだだ!偶然入ってきただけかも、もしかして私達に気を掛けて話掛けては・・・)」
「よお従業員、餓鬼が揃いも揃って楽しそうに乱○パーティーかなぁ?」
「(だよねえええええええ、ですよねえええええええ!!!)」
一瞬思った淡い期待は
プレス機で砕かれた氷の如く粉々に粉砕される
「翔さん!失礼ですよ・・・あれ?この間店に来てくれた子ですよね?」
「・・・はい」
「また会えましたね♪これからもよろしく~♪」
オネエ系で喋る鬼
背後にいるクラスメイト達は怯えに怯えていた
「ま、餓鬼は餓鬼同士楽しくやりな」
「従業員」
「・・・何で居るんですか翔さん」
「何でって?」
「さっき、餓鬼同士楽しくやれって」
「そこに俺が介入しない理由があるのか」
「翔さん、私今日楽しみにしてたんですよ」
「俺だってな!集まって楽しくやりたいんだよ!」
そんなワガママな・・・
藍は心の中でもツッコミを忘れない
「そんなに言うならいいだろう、お前等!準備を頼む!」
「?何をするんですか?」
「決まっている、勝負だ」
「・・・またアレですか?」
「察しがいいな従業員、野郎共!」
「「「おおおおおおおお!!!」」」
「(なんでそんなに乗り気なんだよ皆・・・)」
次々と投げつけられる道具
結果は・・・
藍
フライパン
翔
鍋掴み
「・・・だから・・・だがらぁ」
「翔さん、何でそんなのばっか選ぶんですか?」
「ええい!そろそろ作者も書くのダルいから早々に決着を着けてやるぅぅぅぅ!!!」
「メタ発言を大声で言うなぁぁぁ!!!」
と、鍋掴みを着けて殴りかかったのは良い物の
翔は、足がもつれてその場で体勢を崩し
前へと体勢が崩れていく
「おっとっとっととぉ!」
翔は必死に前を手に出し止まろうとする
だが・・・
むにゅ・・・
「(・・・むにゅ?)」
翔は両手で掴んだ物体を確認する
翔の手元には、藍の体
正確には、藍の胸を掴んでいた
両手で一つずつ・・・
呆気に取られた藍も
状況を確認し、自らの状態に顔を真っ赤にする
一方翔は・・・
やってはいけない事をやったと言わんばかりに顔を真っ青にする
そして・・・
「・・・温かい、従業員のおっぱい・・・鍋掴み越しでも分かる」
「死ぃねえええええええええええええええ!!!!!!」
バカアアアアアアン&パリィィィィン!!!←同時
藍は両手で構えたフライパンでフルスイングし
翔を吹き飛ばして、吹き飛んだ勢いで窓ガラスも割れる
そうして、場外に出た翔は
胸を掴んだ衝撃と激痛によって気を失う
数時間後・・・
「君、こんな所で遊んでると風邪引くよ?」
翔が次に目にしたのは
街を循環している御巡りさんで
何故か、体は丸い雪玉に埋まって
雪だるまの頭部分に自分の顔がある状態だった
終わり~あるある~♪
はやく~言いたい~♪
ま、言わねぇけどなあああああああああああ!!!
※すいません、終わります




