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ぬめっとどろっとした十三話

「ジングルべ~ルジングルベ~ル鈴っがぁ鳴る♪(バキッ)」

「・・・翔さん?」

「今日っは楽っしいクリッス~マスッヘイ♪(メキッ)」

「あの・・・翔さん?」

「じんっぐべ~じんぐっべ~すっずがぁなる~♪(ゴキッ)」

「・・・あの」

「きょっは~たのっしい~くりすます~♪ッヘイ♪(グシャッ)」

「・・・翔さん」

「うっまをとっばせ~て いざうったえ~♪(ズシャリッ プシャー)」

「心中は察しますから歌うのと壁を殴るのを止めて下さい!ってか血!血出てますよ!」

どうも日山藍です。

今年もやって来ました。

男女の嫉妬と欲望渦巻く祭典(クリスマス)が・・・


12月25日

すっかり冷え込む時期になった時に

翔さんから呼び出しがあった

友達とクリスマスパーティーがあるので

ストーキングされては敵わないと思った私は

その日は早起き

午前9時に来て午後からのパーティーに間に合うようにする

勿論、パーティーの事は翔さんに伝えていません

なんか、色々ウザそうなんで・・・


「従業員、これから街に出て、ベタつく愚者共(カップル)を見つけ次第抹殺する作戦・・・名付けて!オペレーション『深血白雪(スカーレット・スノウ)』を敢行する!」

「帰りますね」

よかった

いつも通りのくだらない用事で

「待ぁて従業員、まだ作戦内容を言っていない」

「さっき大声で言ってましたよね?」

「勘違いするな。俺が真っ赤に染めるのは雪ではない。・・・シーツだ」

「女子高校生に向かってお構いなしに下ネタ言わないで下さい」

「現場で捉え現場で解決。事件は会議室で起きてんじゃない、現場で起きてるんだ!ってな」

「むしろ、事件を起こしてますよね?」

藍はクリスマスになっても変わらない

いつもの下らないやりとりをする

「・・・もしかして、翔さんモテない上に一人ぼっちだから私を呼んだんですか?」

「(ギクゥ!)・・・っそっそんなわけなかりょ~が」

「言えてない上に台詞の冒頭でギクゥって言う人初めてですよ」

この人は本当に動揺が表に出やすい

「翔さん、私もこれから友達とパーティーあるんで帰りますね」

溜め息交じりに言った

その台詞がマズかった・・・

今でも後悔している


「・・・パーチー?」

「・・・どうかしました?」

「従業員が・・・パーチー?」

「ええ、それが何か?」

「従業員が・・・任○堂の・・・」

「それはマ○オパーティー」

後ろに一歩一歩後ずさる翔は

壁に向かって手を付け項垂(うなだ)れる

「こんなの・・・こんなの嘘だ!!!」

「やめてください、翔さんのキャラが未だに掴めなくなる上に色々とアウトです!」

某雛見沢的なノリになってきたのを断ち切って

翔はぶつぶつと言い始める


「そうだ、俺は生きてきて二十年、一度も異性と付き合った事が無い」

要するに(ひが)みか

藍は呆れながら翔の話を聞く

「だから俺は決めたんだ。この日だけは、思う存分我が邪炎黒龍を解放してやろうと」

「意味が分からない上に引っ張らなくていい厨二設定持ってこないで下さい!」

「従業員!俺は!・・・この日が憎くて堪らないんだ!」

涙を流しながら訴える翔

「でも!それは翔さんが馬鹿だから!」

一応返す藍

「馬鹿だからなんだ!馬鹿だから、一人でゴミ箱から変な臭いのする環境を作り続けろと言うのか!」

「嫌なカミングアウトしないでください!思春期の中学生ですかアンタは!」

「こんな時期じゃあな!借りてきたビデオを見ていると泣けて来るんだよ!」

「何のビデオかは察しないけど、だったら借りて来なければ良いというのが何で分からないんですか!」

「この日だけは、俺の邪炎黒龍が涙を流して元気を無くすんだよ!(視線→股間)」

「あんた今日は下ネタ多いな!」


「おおい翔、アンタどうせ良い物食ってないだろうし、せめてケーキくらいと思って持ってきてやったよ!」

何でも相談所で騒いでいる二人の間に来た者

それは、大家である綾乃さんだった

「ババァ!今はケーキなんぞに(うつつ)を抜かしている場合じゃねんだよ!そこに置いといて後で食べるから!」

「あと、あんた三か月分の家賃は?」

「そんなもんあったら、どデカいテレビ買って大音量で近所にエロビデオの音声垂れ流すわ!」

「いつまでも厨二病と思春期こじらせてんじゃないよ!この腐れ童貞が!」

スパコーン!

翔の顔に命中する綾乃のハイヒール

「キレンジャイ!!!」


「じゃあ翔さん、私行きますね?」

靴を履いて出かけようとする藍に

地面で大の字で寝ている翔は藍に静止の声を掛ける

「待て従業員!これを見ろ!」

「・・・なんですか?」

藍の見た先には

人差し指と中指の間に親指を押し込んで掌を握っている翔の姿があった

「・・・翔さん、馬鹿もいい加減にしないと嫌われますよ」

ガララララ・・・ビシャン

閉ざされる玄関のスライドドア

流れる沈黙

・・・・・・・・・・・・



「・・・よし、エロビデオ見よう」


今宵も

男の涙が

白い液体となって流れ落ちて行く








これR-18じゃね?












終わりたいでしょでしょ

終わっとけセーラー服

Oware!GIRLS


※共通点は京アニです。

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