どうでもいいようでやっぱどうでもいい十一話
夕日が落ちる時間
川原にいる少女と男
二人は向き合い・・・見つめあう
男性はこう思った
「(あ~~~~~なんだこれ~~~~~)」
杉山孝 二十一歳
現在フリーター・・・
午後五時
やたら「ご」が多いこの時間に
川原で寝ている男が一人
肩までの黒髪に黒いマント
傍から見れば痛い男の名は杉山孝
現在、とあるスーパーにて覇王を名乗る者
「・・・生きるのメンドくせぇ~」
同時に周りの人間がサジを投げるほどの駄目人間でもある
そんな孝に
一人の少女が近付く
「・・・・・・・」
彼女は黒髪JK
名前は後に公開するかもしれない謎の少女
オウラン高校の女子高生である
情報はそれだけである
正直、説明文って書くのが面倒である
知りもしないJKが傍に来て無言
孝は正直動揺していた
「(・・・何?なんなの?)」
「・・・・・・・」
されども無言
黒髪JKは無言で孝の近くに居続けていた
「(何?俺ってなんかやったっけ?)」
正直、こんな黒髪清純派JKに何かした記憶は無いのだが・・・
そう思いながら
孝は
こう考えた
「(やべぇ・・・もしかして告白!)」
モテた試しの無い男の勝手な妄想
しかし、今の孝にとってそうとしか考えられない状況だった
「(俺もついに告白される立場になっちまうのか、畜生なんてこった、自分が怖いぜ)」
などと考えていると・・・
少女はようやくというに口を開いて喋った・・・
「あの・・・チャック・・・開いてますよ?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
孝は下を見た
チャックを締めた
黒髪JKを見た
JK赤面
孝涙目
「いやあああああああああああああああああああああああ!!!」
孝は夕日の落ちる川原
一人走り続けたという
あれっ終わっていいんだよね?




