【プロットタイプ】もうないのだ
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。
注意事項2
もうない。何処にもない。代わりさえない。
蔑ろにしたなら覚悟決められるけど、そうじゃないからさぁ。
あの場所を離れた時から、もう既に決まっていた事なのかも知れない。もうお前の居場所は此処ではないと、ある意味でそういう事なのかも知れない。
旅行終わりの本日、ただ相手は疲れ果てた様に椅子に座る。耳を打つのはフィーリング効果のあるゆったりとしたメロディ。目の前にはただ青い空が広がり、魚が空を舞っていた。
相手、鏡花は疲れ果てていた。とても。ただぐったりと背を柱に押し付けながら、特に興味が無いのか視線はスマホへと向かっていた。
「今日カフェの限定ケーキ、お休みだって」
落胆したような、けれども分かりきってきた声だった。ただ気だるく其れを受け入れて、反論もしないようであった。
「夏季休暇か」
「うん……」
歯切れが悪い。去年も経験して、ある程度受け入れているはずだろうに。其れは別に声からも理解したことであろうに。
俺のそんな疑問を打ち破るように、鏡花は口を開く。
「夏季休暇だったら良かったのになぁ。ただの夏季休暇だったら。あの甘味処……」
鏡花と俺は先日遠出をした。大学時代、気に入っていた甘味屋を訪れる事にただ思いを馳せていた。彼奴にとって替え難いものである様であった。
――彼処の甘味屋の甘味が一番美味しいと思ってる。毎週食べたいと思うぐらいには美味しいと思ってる。無くなったら耐えられないから、代わりを探そうとした。けれども代わりなんてなかった。何処にもなかった。
だから訪れる度に心待ちにしていた。あんみつも、パフェも、かき氷も、来る度来る度、暖簾を確認した。ただ生憎と言うか、臨時休業を挟むことが多かった。そうしてそのまま。
「……蔑ろにして会えないってなら、諦めも着くんだけど、私はずっと焦がれていたよ。
……でもきっと、私があの場所を離れた時から、『もう此処には来るな。戻ってくるな』ってことだったんかな。だって、理由なく私用で来ようと思えるの、もうあの場所だけだからさぁ。
他はもう決心着いたけど」
このベースにあるのって、私の大学時代の話。
毎週とある神社にいってたんですよ。
結構有名で、その土地にいる人は皆知ってるみたいな。
でまぁ、病める時も健やかなる時も、支えていただいた。
就活の時が一番顕著だったかな。
もうずっと、友人や家族ばりに支えて頂いた。
御籤の言葉に支えられてあの時は生きてた。
で、まぁ、餞の言葉を頂いたんですよ。
『君の未来は保証してあげる。きっと幸せになれる』
的なことが御籤に書かれてました。
※本当はもっと詩的です。
だからまぁ平和に生きている。色々あったけど。
言われた通りに。
でもなんて言うかな。
今私が信仰を繰り返し、拠り所としている神様(二柱目の神様)と、向こうにいた時に信仰していた神様(一柱目の神様)の折り合いが大変悪い。
もう本当に悪い。殺し殺されのレベルで。
※その時は気付かなった。あの場所を離れた数年後に気付いた。
それに双方の、一柱めと二柱めの神様の気遣いを物凄く感じた。
だって書いてあるからね。デカデカと。
何処を見ても分かるからね。
でもその、二柱目の神様にも良くして頂いた。
俺と君との折り合いは悪いけど、『それはそれ。これはこれ』で君は『あの子(私)』の面倒見るし、優しくしてくれるでしょ?
って感じで面倒見て頂いてる。
でもやっぱり、座り悪いじゃない?
仮にも殺し殺されの関係の後に、無理言って私の面倒を任せているのに、肝心要の私が『命の恩人です』って慕うの。
すげぇ、複雑だと思うんだよ。
それこそ、『お前の面倒はもう見ないし、こっちに来るんじゃない』とか言うぐらい。
だからまぁ、一柱目の神様に行く度に色々あった。
寛げる椅子も無くなった。
甘味屋の臨時休業が多かった。
なんか上手くいかないことが多かった。
遠回りに『此処には来るな』って言われている気がした。
でもやっぱり、諦めきれないし、私用であの場所に行くことも多かった。だって命を救われてるから。
甘味屋処もそれと同じくらい拠り所だった。
※日本一美味い甘味屋だと思ってるし、代わり見つけよとしたけど見つからなかった。
でもその甘味屋が閉店したとき、もう本気で私との縁を切りに掛かったんだなって思った。
『もうお前はうちの子じゃない。此処に来る理由を一つ一つ潰していった。
居座れないようにもした。罰も与えた。それでも来よとした。それでも来ようとした。これが最後の宣告だよ』
と言われている気がした。
だからもう、友人に呼ばれない限り、家族に誘われない限り、自分の意思で、私用で行けないんだなって。
蔑ろにしてないんだよね。誰も。
あの一柱目の神様が縁を切ろうとした事も、
私が二柱目の神様の元へ行こうとしたのも、
それなりに覚悟してた。
非難を浴びることは分かっていたし、罪悪感もあった。
それでも二柱目の神様には暖かく迎えて戴いた。
なろう系で『婚約を破棄する』とか言うけどさ、そんな軽々しく宣言してないんだよ。『お前との縁を切る』って。
そうだったらきっと、まだ受け入れられるんだけど、そうじゃないんだよ。
今でも感謝してるし、命の恩人だと思ってるから。
だから苦しい。
ちなみに、
なんでこんな人間的なんだよ。神様なのに。
っていうのは、
『元々人間で、神になった』方だから。
これは原点通り。一柱目の方も、二柱目の方もそう。
ここは明確に分けてる。
元々神様の方って、もっとえげつない切り方してくる。
人情とは別の切り方してくる。
『お前が来ないならもう要らない』みたいな切り方してくる。
でもそうじゃないからさ。
元々人間だから、人としての情を感じでこうなってる。




