運命にツッコミを入れるお姫様
目覚めたネーシャは布団の中で丸まっていた。
ネーシャ「ひっく・・・ひっく・・・」
この運命の過酷さに、彼女もついに心が折れてしまったようである・・・。
何をしても逃れられない「絶対死」の呪縛、どんなに抗っても運命は変わらない—そんな絶望を感じているのかもしれません。
引きこもっていたネーシャはまたもや家族命令で出掛けさせられる事になった。
選択してください 1.海 2.山 3.街
ネーシャ「やだやだやだ行きたくない!!!どうせ1なら溺れ死に、2なら遭難、3なら誘拐されるとかになるんでしょ!!!!」
ついに彼女自身がこの運命にツッコミを入れ始めてしまった・・・!
もしかしたら今回は「行きたくない!」という拒絶こそが、唯一の生き残る選択肢になりえる・・・?
しかし拒否は無駄だった。
父親が部屋にやってきてネーシャは無理矢理出かけさせられてしまったのである。
結果
1.
ネーシャはクラゲに刺されて死亡した。
2.
ネーシャは転がってきた岩に潰されて死亡した。
3.
ネーシャは車にはねられて死亡した。
ネーシャ「あのね・・・言ったのと違う結果ならいいと言うもんじゃないのよ!!!!」
ついにネーシャは運命にいや・・・物語に反抗を始めるのか!
天の声「さあ、お姫様はどう出るのでしょう?もう「行きたくない」と叫ぶだけでなく、「この世界、おかしいでしょ」と本気で問いただす時が来たのでは・・・!」
そしてここは謎の異空間・・・。
???「くっくっく・・・だめだねぇお姉ちゃんが運命に抗うにはまだまだまだまだ絶望が足りないよぉ」
天の声「響き渡る少年とおぼしき謎の声・・・!果たして彼がこの物語の黒幕・・・?」