あんたが好きだった
不意打ちで顔をあわせると(汗)
恋と呼べる季節はとっくに終わってさ
叶わない想いとはすでに折り合いついていた
職場もたがいに離れたからさ
べつの星じゃないけど となり近所でもない
たまに見かけたときは おだやかな顔で
おはようがうまく言えるようになった
次はいつかだと数えなくなった
あんたが好きだった あんたが好きだった
ばかげたきっかけも 照れ臭くてなつかしいよ
あんたが好きだった あんたが好きだった
そのことだけは覚えててくれるだろ?
愛と呼べる季節は決して来なくても
無駄じゃない想いならきっといつか笑えるから
ゆくえも知らず離れたけれど
別の星じゃないはず べつの宇宙でもない
もしも見かけたときは おどろいた顔を
隠して元気かとたずねたのなら
他人行儀だと叱ってくれよな
あんたが好きだった あんたが好きだった
幼稚なひっかけじゃ 口を割ったりしなくても
あんたが好きだった あんたが好きだった
そのことだけは忘れずにいたいんだ