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4章13話
「いやぁ間に合って良かった良かった。あとちょっと時を止めるのが遅れてたら時を戻す羽目になってたよ」
「できればもう少し早く来てほしかったのだけど・・・なんにせよありがと」
ふと目を開けると目の前に久しぶりに見る同居人の姿があった。どうやら一か八で送った信号はちゃんと届いていたようだ。それもこういう状況で間違いなく役に立つ方が来ている。
「まあ私もいつまでも時間を止めていられるわけじゃないから今の内に対策を練らないとね。流石に殺すのは私も多少は骨が折れそうだ」
「殺す手段はあるのね? ならそれをサクッとやってくれたら嬉しいんだけれど」
しかし目の前のグレースは渋い顔。多少どころじゃない表情だ。
「まずは空間を断ち切って仕留める方法。これはまあ見た感じ私の魔力の方が多いから確実に通せる」
「通せるならそれでいいんじゃない?」
「ただこれは相手の再生能力が高いならあんまり意味はない。そして次、普通に実力で殺す」
二つ目は実に脳筋だった。




